まっしゃんの雑事記

 日々の興味のある出来事などを、気ままに書いていきたい。
特に、郷土史には力を入れたい。

予科練

2020年07月13日 | 日記
 長雨にうんざりする毎日である。昨日義父の家を訪問した。義父は大正13年生まれで御年96歳である。最近話す機会があれば兵隊時代の話をよくする。以前聞いたときはいい加減に聞き流していたのだが、本人も残しておきたいとゆう気持ちが伝わってくるので、今回は真剣に聞き役をした。彼(義父)昭和18、9年頃愛知県の予科練に入隊。整備員として採用され、飛行機の整備を学んでいたが、途中横須賀で特殊潜航艇海龍整備を学び、彼曰く宮城県の女川町の嵐部隊(第18突撃隊)に配属されたという。しかし福島県いわき市小名浜にも嵐部隊(第17突撃隊)があり、彼は女川と言っているので間違いはないと思うのだが…。両基地とも海岸に洞窟の格納庫を作り、爆薬を積んで体当たりをする特殊潜航艇海龍と震洋というモーターボートの出撃基地であった。私は、震災のあった東北の町に海軍の特攻基地があったとは全く初耳であったので、彼には申し訳ないが真偽をたしかめるべくググったのである。中々乏しい資料しかないが、彼が語ったことはほぼ資料(史料)に見られのである。ただ、前記した女川か小名浜かの疑問が完全に解決出来ないのは、小名浜の基地にて起こった自爆事故を記憶しているからである。女川でも同様の事故があったのかわからないので疑問のままである。戦後75年が経ち兵隊経験者も90歳を超えているとゆう現在、もし皆さんの周りに戦争体験者がおられれば是非とも話を聞いてみてほしい。