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夏がくれば思い出す

2007年08月06日 | masudaizumi.com
夏がくれば思い出す~ 遥かな尾瀬 遠い空、、、
霧のなかに浮かびくる~ 、、、

なんという美しい歌でしょう。


清々しい。

合唱曲というのは、聞いていて、とても瑞々しく感じます。

なんとなく、このうだるような暑さの中、こんな歌を無意識に口ずさんでいました。

皆さんは、夏がくれば思い出す事って、、、ありますか?



私が最近思い出すのは祖父母と過ごした宮崎の夏の朝です。

祖父はいつも朝早く散歩を日課としていました。
下駄をはいて、砂利道をあるくと、じゃくっ、、じゃくっ、、、ととても言いようの無い、大好きな音でした。
大きなおじいちゃんの背中と、大きな下駄をみつめて、その当時幼稚園児だった4歳の私は、なにも言わず、ついていったものです。

そしておじいちゃんが家に帰ると、今度は一人でその、おおきな下駄を履いて、真似をして砂利道まで歩いていくの。

坂をあがると、堤防があって、その向こうには川があって、
対岸には杉の林の中に、線路があってね。蝉の鳴くなかで、がたんごとん、がたんごとん、、、とたまに電車が通るのを、その下駄を履いて大人ぶって見つめていました。


とても、とても幸せな時間でした。