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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

鎌倉散歩:成就院・御霊神社

2010-12-31 11:30:19 | 街・観光地編2010

2010.6.30(水)2人:鎌倉:成就院~御霊神社


 ゆきさんと鎌倉へ行ってきた。
鎌倉で紫陽花の名所と言うと、真っ先に北鎌倉の明月院(めいげついん)が挙げられるが、今回は少し前のニュースの映像で見た「成就院」に行ってみようと言う事になった。
狭い坂道の左右に紫陽花が植えられており、坂の下に海が見える「花に囲まれた坂道と背後に海」と言う構図が非常に綺麗に見えたのだ。
とは言え、TVの映像だから、不都合な場所は写していないだろう。
案外道の左右は工場群とか、住宅街やネオン街、交通量の激しい大通り・・・何て事がよく有る。
 「この場所はどうだろう?」
と、必要以上に期待をせずに、後でがっかりしない様に少し「疑いの気持ち」を持って出掛けた。
 後で気付いたが、所有しているガイドブックにも載っている場所だった。
随分と古い物にも載っているので、昔から著名な場所なのかも知れない。

 此れがその場所。
う~ん、思った以上に綺麗だ。
ゆきさんも上機嫌だ!
連れてきた甲斐が有るし、此処の場所を教えて良かった!!
私の株も上がるだろう!!!
御褒美に昼食を御馳走してくれるかも知れない。

 そう言えば、坂の下に鎌倉最古の和菓子屋の力餅屋が有ると聞いた。
その日の朝についた餅は、翌日には硬くなってしまうから、その場で食べるのが良いそうで、土産には牛皮で作った商品を勧めているそうだ。
此処まで来たのだから、是非とも餅を使った本来の「力餅」を食べたい!
 ゆきさんの機嫌も良いし、坂を下りながら花を見て、その足でお店に向かうのが良いな。
機嫌の良いゆきさんにおねだりしてみよう♪

 そんな私の悪巧みに気付かず、ゆきさんは様々な紫陽花の花に上機嫌!
丸っこい形の紫陽花の花。 

 赤い物も有った。
此花の色、形は私も初めて見た。

 此方は渋い青と灰色。
形も個性的だ。

 坂を下ると、鎌倉十井の1つである星の井が有った。
中を覗くと、昼間でも星が見えたと言うのが名の由来。
 私の実家が有る座間にも星の井が有るが、地下水が溜まる地底にどこか他の場所から差し込む小さな点々の形をした日の光が星に見えると言うのがその理由。
此処も同じ原理だと思うが、
 「奈良時代の名僧行基が井戸から出てきた光り輝く石を虚空蔵菩薩の化身としてお堂を建てて奉った」
と言われているこの井戸に対する逸話を信じた方が夢が有って良いな。

因みに、良質の水が湧く場所で、昭和初期迄旅人に飲料水として販売されていたそうです。

 さて、花を楽しみ、昔の逸話に浸った後は、舌で・・・と思って意気揚々と足を進めたところ、力餅屋は「定休日」と言う現実・・・。
水曜日が定休日との事。
そんなぁ~~~・・・。 

 がっくりと肩を落す私を見て、ゆきさんは「可愛そうに思った」のか、「私におねだりしようと思っていたな」と気付いたのかは分からないが、案内板を見付けたゆきさんは、
 「直ぐ近くに御霊神社が有るって。気を取り直して折角だから行ってみよう」
と力餅屋の脇道を進んで行きました。
あ~ぁ・・・力餅目当てに此処迄来たのに~~~。

 御霊神社は、鎌倉からだと極楽寺駅手前のトンネルに入る直前の右手に見える神社。
周囲を紫陽花や樹木に囲まれ、背後は急峻な山と言う小さな神社。
 此処も紫陽花の名所である事は、境内でガイドブックを読み返して初めて知った。
ガイドブックもさっと読んだだけでは、見落としが多いですね。
私は緑に囲まれて静かな此処が好みだなぁ。

 此処の紫陽花は、本数は少ないけれど種類が多い。
夫々に品種を示す名札が取り付けられていて、形が個性的な品種が多い。
紫陽花栽培の奥の深さに驚かされたのが今回の収穫だ。
あと、「定休日・営業時間は事前にしっかりチェックしておく事」と言う事も今後の教訓に!!



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