彫金をするにあたり、自作したもの。
とりあえず、荒らしタガネを13ミリ鉄筋とSKS3で作ってみたが、たちまち
鉄筋で作ったものは刻印面がヘタレてしまい、SKS3にした。画像のものは
SKS3を使って作り終えた直後のもの。
ヤニ台。
工作物を固定する重たい台である。市販のものは石で作った茶碗みたいな台であるが、
わしはあえて工事現場で放り捨ててあった太い鉄棒を拾い、端面を削りとってくぼみをつけ
て製作。乗っている黒いもんはヤニである。乗ってる金ぴかは真鍮の板を叩き出して球面
にしたもの。叩くとチーンと仏さんの鐘みたいな澄んだ音がする。固定するには、ヤニを
ガスバーナーで温めて表面を溶かし、工作物を押し付けて固めて固定する。
ヤニは、松ヤニと松煙(要するに松ヤニの煤)と地の粉(珪藻土の粉)それにサラダ油が原料。
松ヤニを古いフライパンや鍋に放り込み、加熱して溶かす。次に松煙を少量放り込んで真っ黒に
し、松ヤニの1・3倍の量の地の粉を投げ入れてかき回す。最後にサラダ油を少量加えてさらにかき回す。
どろりとしてきたなら、そのまんま地の粉を薄く振り込んだ金属バットに流し込んで手で触れるくらい
の温度まで下がるのを待つ。わしは、ここでしくじって火傷した。
冷え固まったものを、ガスバーナーであぶりながら溶かして、鉄の台に盛り上げた。
正規の石の茶碗みたいなピッチボール買えばよかった…。そのまんま流し込めるし。
片切り、メン、筋、などのタガネ類はおいおい製作してゆくつもり。
今後の創作活動に期待してます。
すごいっすね・・・・
所で質問です松脂などはどのようにして入手されたのですか?
彫金については大先輩ですね。始めたばかり、ということも
ありますし、道具類については彫金関係の本から手探り
足探りで・・・。ヤニ台を自作した理由はなんもないです。
ただ、加工物を固定して彫れればええわ、てな軽い気持ちです。
おひさしぶりです。健太さん>どうかな?最近うまくいっておるかの?
ヤニ台のヤニやら地の粉やらどこで調達したのか? ということですが
このご時世。インターネットで彫金工具を扱っているサイトを通じで
ネット購入した訳です。
東急ハンズなどでも扱ってますし、松ヤニのみならば画材店でも
手に入れることは可能ですよ。
もしやM・松永さんならご自分の山で!!
などと妄想してましたが・・・・
ヤニだけはどこかで入手して他の物は
自作で頑張ってみます
今は受験生なので水・日曜日以外はすべて塾で一日勉強なので鍛冶作業は出来ない状態です
折角の休みも雨だったり
最近、彼女が出来たのでデートなどで・・・・・どうにか時間を作ろうとは思っていますがね~
どーも彼女を優先しちゃいます((照
ヤニ台自作、お見事です。彫金ですか。すごいですなぁ。
彫金タガネ等、他の道具も機会があったら紹介してくださいな。
健太様>
オノロケごっつぁんです(笑)。
火傷しない程度にね。(微笑ましいなぁ。)
オノロケごっつあんです(爆)
ヤニ台にした太い鉄棒。これ高さがクリティカルメガヒット。ちょうどいい高さでした。
太い鉄棒の直径と等しい内径の鉄パイプがあれば、なおよかったかも。というのが、ヤニを盛るにあたってガードがないため、溶岩のごとくだららーっと垂れて流れてしまうから。
彫金工具。
ハンマーはオタフク槌というちっちゃなハンマーですが、これに相当するものとして、ちっちゃな唐紙槌(襖修理用のハンマー)を使うてます。
赤タガネ(炭素鋼)、青タガネ(ハイス鋼)の片切りを東急ハンズで購入し、自作するうえでの参考にしようと考えています。
技術があるかどうか…。それが気がかりかな。