夫の体内に70年近くも潜んでいたウィルスが
徐々に動き出し、
突然に
私達にその姿を見せて 2ヶ月になった。
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「成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL)」
HTLV-1というウィルスが原因で、白血球の中のTリンパ球がガン化することにより、
血液中にがん細胞が出現し、リンパ節や臓器に腫瘤ができる血液のがんです。
感染経路としては、母子感染(主に母乳による)、性交渉(主に男性から女性)など。
(大学病院に置いていた冊子から引用させてもらいました。)
HTLV-1に感染していても自覚症状はなく、
約95%の人は 生涯病気になることはありません。(キャリアです。)
ATLLには、病勢が緩やかな型もあり、早急な治療を必要としないこともありますが、
(夫のような)急性型の場合は、急速に症状が進行する例が多く、早急な治療が必要です。
・・・・詳しくは、<厚生労働省「HTLV-1について」><国立感染症研究所「HTLV-1」>
がん情報サービスのホームページなどで見ることができます。・・・・
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8月15日から急に 検査、検査、
入院・・・余命宣告
抗がん剤治療
と
嵐のような
あっという間の2ヶ月。
そして
本日の夫
は
抗がん剤2回目のーー11日目
10月18日 37度~38度発熱・・上がったり下がったり。
食事の量は減っているが、食べられてはいる。
2回目から 外来での抗がん剤治療になって、
好きなものを食べ、
好きなように過ごせているので、
気分的には楽。
入院中、病院食が食べられず、
モスバーガー、コンビニのサンドイッチ、
おにぎり、巻き寿司やいなり寿司。
ファミチキ、あんパン、みつ豆、回転焼き
せっせと持って行き、
病室では食べるわけにいかないので、
デイルームへ上がって食べました。
退院してから、
焼き肉、すき焼き、ピザ、パスタ、コロッケ、
回転寿司にも、
人の少ない時間帯をねらって
外食にも行っています。
本人は
「いつ 食べられなくなるかもしれないから、
食べられるときに食べるんや・・」
と言っておりますが。
食べられること
に
「ホンマに病人?」
と 突っ込めること
に
感謝。