曽野綾子さん

2024-06-19 17:29:20 | 読書

十年ほど前になるでしょうか

図書館で曽野綾子さんの

『晩年の美学を求めて』という本に

出会いました。

 

義父を

(ほんのしばらくの間のことでしたが)

いわゆる「介護」の日々。

認知症ではありましたが、

『人の手を煩わせないようにしよう』

という意思の強い人でした。

私も名ばかりの介護で

役目を果たせました。

そして

見送り、

その後に

義母と夫との大げんか、

義弟と義妹と、これからの話し合い・・

どこでもよくある

と思われるいさかい。

 

義母は義弟が大好きだった。

同じ自分の子供に

愛情の優劣をつける親が

居るのですよね。

義父の死後、

ますます顕著になりました。

 

気持ちがふさぐ中

図書館で出会った一冊。

曽野さんの他の本も

読みあさりました。

 

これからの自分の老後の

目標にしたいと思いました。

あくまでも目標・・・

 

~曽野綾子さんの

『晩年の美学を求めて』の中から少し

・・・・・・・・

「何もかもきれいに跡形もなく消えるのが、

死者のこの世に対する最高の折り目正しさだと私は思っている。

亡き人の思い出は、その子や孫が自然に覚えている範囲だけでいい。

・・・・

犯罪を犯して記憶されるよりは、悪いこともせずに済んで、

誰からも深く恨まれることなくこの世を去っていけるだけで、

この上ない成功である。晩年の義務は、後に、その人の記憶さえ

押しつけがましくは残さないことだと私は考えている。」

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 


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