「gooブロガーの今日のひとこと
パソコンというものが、うちに来たのはいつだったのか。
当時は、今のように毎日、当たり前のように、
スマホから情報を得るようになるなんて想像できなかった。
今から22年前、娘(当時中学1年生)に、
<特発性脊柱側湾症>という、背骨が急に曲がってくる原因不明の、
若い女の子に発症しやすい病気が、見つかりました。
たまたま風邪で咳が長引いたので、念のためレントゲン写真を撮って、その際に偶然見つけて頂いたのです。
昔は小学校の内科検診で、医師が背骨をサーッと撫でてチェックをしたものです。
当時娘の学校ではもう、そのチェックはなかったのか、毎年の学校での検診では引っかかることはありませんでした。
幸い近くの大学病院の整形外科に、側湾症の専門外来があり、受診することができました。
当時の日記に、2002年5月30日(木)医大病院 初受診、と書いています。
それから丸5年間、娘は、腰から腕の付け根まで、カチッと固定するコルセット生活を続け、
19歳の時に、背骨にチタンの長い棒をボルトで固定するという手術を受けました。
彼女の背中には首から腰まで30センチ以上の傷が残っています。
術後は経過も良く、この15年元気に過ごし、昨年結婚しました。
言ってしまえば、なんてことないような感じですが、
当時の私のノートには、
「ごめんね・・健康にどこも悪くない体に産んだつもりだったのに。
これからしんどいことや、つらいこと、沢山あるだろうね。
先生の説明を聞きながら、ショックで心臓がドキドキ、足はがくがく、
これから先一生付き合わなければならない病気。不安。」
と書いています。
不安の塊に押しつぶされそうになっていました。
そんな私を楽にしてくれ、心を救ってくれたのが、
側湾症を経験したブロガーさんの存在だったのです。
ひとりは若い女性で、もうひとりは男性でした。
数年後にお礼をメッセージででも伝えたくて探したのですが、
おふたりとももう見つけられませんでした。
病気になって、何が不安って、これからどうなるのか、何も解らないのが一番の不安です。
側湾症がどんなものか、どのように進行していくのか、
手術の時期は?、どんな手術?、術後は?、??
おふたりのブログのおかげでそれらの疑問がずいぶん解消されました。
何よりおふたりが、元気に過ごされていることを見られて、
どれだけ心の重りが軽くなったか。
本当にありがとうございました、娘も元気に過ごせています。