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個性派の温泉が勢ぞろい!別府温泉ツアーその②

2016-07-14 12:54:31 | 旅行


塚原温泉から、九州横断道路(と言っても、別府の始発点付近)を戻っていくと、「明礬温泉」に到着する。明礬温泉は硫黄泉の聖地と言うべき温泉地で、2,300メートル先から硫黄臭が漂ってくる。車から出ると、その匂いは強烈で、「うっ」と、思わず口と鼻に手が行った。

有名なのは食事、土産物屋、日帰り温泉施設を備えた「湯の里」だが、過去3度入浴しているので、そこから少し下ったところにある「湯屋えびす」という日帰り施設に行った。ここは料金が1000円と高いが、それだけの設備があり、時間があれば半日は有意義に過ごせる。

この日は連日の雨、しかも本降りだったためか、12時過ぎに入った時は我々二人だけだった。それでゆっくり色々な湯船を巡ったのだが、よほど硫黄の成分が強いのか、次の日に大阪に帰っても体から硫黄の匂い(たまごの腐ったような)が取れなかった。失敗したのは、その時に来ていたシャツを他の洗濯物を一緒にしたことだった。本来なら花の香りがする洗剤なのだが、泥臭い匂いがして、また洗い直しである(笑)

同行者は、「ここは別府の凄さが分かるところですね。明礬温泉だけで、他の温泉地を凌駕している」と、感心していた。確かに硫黄泉は臭いが、慣れたらいい香りに思えてくるから不思議だ。11種類の温泉成分のうち、一番人気だと言うのも分かるような気がする。真っ白い湯に浸かっている時は、「あ~極楽、極楽」と、言葉が出てしまう。

この日、最後に訪れたのは鉄輪温泉地区の「ひょうたん温泉」だった。ミシュランから三ツ星評価をされた温泉施設として有名だが、「広くて開放感のある男湯は全8種類。男湯の一番のみどころである瀧湯はもちろんのこと、露天風呂でのんびりベンチに寝そべったりしながらゆっくり過ごすのもおすすめです。深夜1時までの営業で、夜も時間を気にせずのんびりお過ごし頂けます」とパンフレットに書いてあったが、目につくのはやはり「瀧湯」である。

上の写真を見て分かるように、20本近い打たせ湯が滝のように落ちてくる様は豪快無比。これが全部掛け流しの温泉だから唖然としてしまう。ここで30分ほど、体の隅々まで打たせ湯をしたが、あまりの迫力に逆に疲れてしまった。5分くらいの感覚で休憩したほうが良さそうである。

この日は個性派の温泉に3か所行ったのでさすがに疲れてしまった。ホテル白菊に3時過ぎに帰り、夕食まで昼寝をした。次の日、最終日は別府駅前の「不老泉」と言う市経営の入浴施設に行ったが、ぬる湯でも42度以上あり、疲れも貯まっていたので早々に退散した。

しかし、別府は何度来ても期待を裏切らない。温泉好きのメッカともいえる地である。次は8月20日から5日間の休みがあり、また訪れようと、毎日ホームページでいろいろ検索している。