![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d9/1d52edce89dbc5f743408aaf21800cf0.jpg)
メロディーラインのことを、私共は、『ふし』と呼んでおります。
ところが、この「メロディー」だけでは何とも立ち行かないのが地唄でございまして、
「唱歌うたい」なんていう、お口の悪い云われ方をされてしまいそうです。
「地唄は、そのまま、きっちりと唄いさえすれば
唄の『心』が出るように出来ているのですから
昔の人はよくぞ作って下さったとお思いになりませんか?
本当にありがたいこと・・・。」
桜咲く陽だまりの午後、富樫先生がしみじみとおっしゃられました。
もちろん、私に何の異論のあろうはずもございません。
では、その「心のある」地唄を唄うにはどうすればよろしいのでしょう。
ふしの味つけには、いくつかの技巧がございます。
1、アタリ・・・・・唄い出すときには必ず使います
2、フリ・・・・・声を単調に引っ張らないために使います
3、フリキリ・・・・・声を切るときに使います
4、シオリ・・・・・声を絞る技術です
5、強弱・・・・・これが一番大切かと存じます
どれも、声の高さは全く変えないままであしらいます。
中でも声の強弱はとても大切で、例えば、高い声域にきた時には、お声をスゥっと絞ります。
また、アタリやフリ、フリキリなどの細工をする直前にも、必ずお声をいったん絞ります。
いつか機会がございましたら、どうぞ、よぅくお耳をすませてお聴きになってみて下さいませ。
お料理の隠し味のようにさりげなく、何気なく、フワッと良い具合にあしらわれているのが
聴こえてまいりますでしょう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
ところが、この「メロディー」だけでは何とも立ち行かないのが地唄でございまして、
「唱歌うたい」なんていう、お口の悪い云われ方をされてしまいそうです。
「地唄は、そのまま、きっちりと唄いさえすれば
唄の『心』が出るように出来ているのですから
昔の人はよくぞ作って下さったとお思いになりませんか?
本当にありがたいこと・・・。」
桜咲く陽だまりの午後、富樫先生がしみじみとおっしゃられました。
もちろん、私に何の異論のあろうはずもございません。
では、その「心のある」地唄を唄うにはどうすればよろしいのでしょう。
ふしの味つけには、いくつかの技巧がございます。
1、アタリ・・・・・唄い出すときには必ず使います
2、フリ・・・・・声を単調に引っ張らないために使います
3、フリキリ・・・・・声を切るときに使います
4、シオリ・・・・・声を絞る技術です
5、強弱・・・・・これが一番大切かと存じます
どれも、声の高さは全く変えないままであしらいます。
中でも声の強弱はとても大切で、例えば、高い声域にきた時には、お声をスゥっと絞ります。
また、アタリやフリ、フリキリなどの細工をする直前にも、必ずお声をいったん絞ります。
いつか機会がございましたら、どうぞ、よぅくお耳をすませてお聴きになってみて下さいませ。
お料理の隠し味のようにさりげなく、何気なく、フワッと良い具合にあしらわれているのが
聴こえてまいりますでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)