さて、先回は、嬉しいご報告となりました。
職に就く、という、当たり前のようですが当たり前ではない、
僕の人生の区切りとなることでしょう。
今からおよそ30年前、市販の薬を多飲、いわゆるオーバードーズをした僕は、
精神科の閉鎖病棟にブチ込まれました。
窓も出口もない部屋でしばらく過ごし、悟ったことは、
人生は続く、ということでした。
なんじゃそりゃ、とお思いになりますか(笑)
実際、そのとき僕の人生は終わらなかった。
終わったかと思ったんですけどね。
それまで、急性期の症状に苦しめられ、地獄を見たつもりでいたんですが、
それはとんでもない勘違いでした。
僕が味わった地獄など、ぬるま湯みたいなものだったのですよ。
まーそんなわけで、年月は経ち、
髪の毛は薄く、面の皮は厚くなりましたが(笑)
今回、その病院に、スタッフとして勤めることになったわけです。
小説なら、第1章終わり、といったところです。
まさかここまで来て、ご縁が無かったです、などと言わないとは思いますが。
終わりは始まりで、人生は続く。
つまり、そーゆーことです。