昨日、ガス・ヴァン・サント監督の新作「永遠の僕たち」を鑑賞。
主演はデニス・ホッパーの息子のヘンリー・ホッパー、ティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」でアリスを演じたミア・ワシコウスカ、そして日本人俳優、加瀬亮である。
ちなみに北野武の「アウトレイジ」でも感じたことだが、加瀬亮という俳優さんは英語の発音がとても上手い。この人は帰国子女なのだろうか・・。
しかし、そんなことは実際どうでもよくて、むしろ気になったのはヘンリー・ホッパーが演じる主人公の精神的未熟さについてだった。
この主人公は自分の彼女が不治の病に冒されていると知るや、その主治医のところに怒鳴りこんで「お前いくら給料をもらっているんだ!彼女を元気にして見せろ!このヤブ医者め!」などど癇癪を爆発させて周りの人間を閉口させたりする。もちろん、今までのアメリカ映画だってたくさんの“ダメなオトナ”を描いてきたわけだが、この映画のように未成熟な“お子ちゃま”を主人公にしている作品はそうはないように思う。
このような、いわゆる“お子ちゃま”系主人公は昨今の日本映画にはよく登場する。あるいは日本の若者によく読まれているという“携帯小説”などでは、この手の“お子ちゃま”系主人公が、閉じた自分だけの「セカイ」のなかだけで泣いたり笑ったり傷つけあったりしてほとんど何の成熟もしないまま終わってしまうものが結構多かったりする(らしい)。
しかし、まさかガス・ヴァン・サントがこんな日本の携帯小説みたいな映画を撮ってしまうなんて一体どうしたことだろうか。
まあ、唯一の救いはといえば、主人公が未熟なままで終わってしまわずに、最後に少しだけ成長してくれることである。
そして、皮肉なのは、そのガキんちょ主人公を成熟に導く重要は役割を担っているのが、神風特攻隊員として死んだ日本兵(加瀬亮)の幽霊だということころだ。
まさか、この映画。ガス・ヴァン・サント流の日本映画へのオマージュだったりして。。
主演はデニス・ホッパーの息子のヘンリー・ホッパー、ティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」でアリスを演じたミア・ワシコウスカ、そして日本人俳優、加瀬亮である。
ちなみに北野武の「アウトレイジ」でも感じたことだが、加瀬亮という俳優さんは英語の発音がとても上手い。この人は帰国子女なのだろうか・・。
しかし、そんなことは実際どうでもよくて、むしろ気になったのはヘンリー・ホッパーが演じる主人公の精神的未熟さについてだった。
この主人公は自分の彼女が不治の病に冒されていると知るや、その主治医のところに怒鳴りこんで「お前いくら給料をもらっているんだ!彼女を元気にして見せろ!このヤブ医者め!」などど癇癪を爆発させて周りの人間を閉口させたりする。もちろん、今までのアメリカ映画だってたくさんの“ダメなオトナ”を描いてきたわけだが、この映画のように未成熟な“お子ちゃま”を主人公にしている作品はそうはないように思う。
このような、いわゆる“お子ちゃま”系主人公は昨今の日本映画にはよく登場する。あるいは日本の若者によく読まれているという“携帯小説”などでは、この手の“お子ちゃま”系主人公が、閉じた自分だけの「セカイ」のなかだけで泣いたり笑ったり傷つけあったりしてほとんど何の成熟もしないまま終わってしまうものが結構多かったりする(らしい)。
しかし、まさかガス・ヴァン・サントがこんな日本の携帯小説みたいな映画を撮ってしまうなんて一体どうしたことだろうか。
まあ、唯一の救いはといえば、主人公が未熟なままで終わってしまわずに、最後に少しだけ成長してくれることである。
そして、皮肉なのは、そのガキんちょ主人公を成熟に導く重要は役割を担っているのが、神風特攻隊員として死んだ日本兵(加瀬亮)の幽霊だということころだ。
まさか、この映画。ガス・ヴァン・サント流の日本映画へのオマージュだったりして。。
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