アメリカに来て9ヶ月が過ぎ、気が付くと僕もアメリカンフード野郎になっていた。
カフェテリアでは週に2回はハンバーガーとフレンチフライを食べてしまう。(ちなみに、イラク戦争以降フランスとの関係悪化の影響でフレンチフライとは言わずにフリーダムフライと呼ぶようになったのだそうな)しかも、フレンチフライの盛りがまた凄い。レギュラーサイズでも、日本のラージより確実にでかい、、いくら欧米人の体格が日本人のそれと比較して大きいとはいえ、この盛り付けは尋常ではない。
先日も書いたが、アメリカでは全人口の20%が肥満だそうだ。
うちのラボの秘書も究極のダイエット手術のためもうすぐ入院する。
このあいだ、ある女性作家の講演を聴いていたらこんなことを言っていた。
「今、アメリカ女性は自信を失っている。現代のアメリカ女性はスーパーウーマンを目指しすぎているのだ。周りのみんなに気を使い、家事を完璧にこなし、バリバリ仕事をし、立派に子供を育て、地域社会の奉仕活動をやり、趣味でマラソンをやるような、そんな完全な女性を目指しすぎているのだ。女性の心臓病での死亡率が男性並に高くなってきている原因の一つはこの“頑張り過ぎ”にあるのだ。アメリカ女性はもっと自分に優しくならなくてはならない」と。
先ず、そんな完璧な人間が本当に存在するのかどうか僕にはわからないが
そもそも心臓病の増加の原因がそんなところにあろうはずがないではないか?
単に食い過ぎてるだけじゃん?と言い返したくなってくるのは僕だけだろうか、、、
アメリカはまさに今飽食の時代を生きている。
恰も、アフリカで時々発生するバッタの大群がそうであるように、目に映るものすべてを食いつくそうとしているかのようだ。
最近午後になると同僚達から近所のスターバックスに誘われる機会が多い。
スターバックスのコーヒーは安くていいのだが、実はコーヒー一杯の値段のうち現地のコーヒー豆業者に入るのはわずか一円にも満たないという話を聞いた。
おかげでコーヒー豆業者はマメを大量生産し、販売ルートも確立できているにもかかわらずほとんど利益が上がらないのだという。
早い話がアメリカ企業が原材料の豆を安く買い叩いているのである。
スタバのコーヒー収益のほとんどを、アメリカ企業が獲ってしまうのである。
おかげで原産国はいつまでたっても自転車操業的にコーヒー豆を生産しつづけるほかなくなってしまう。
これがアメリカのいうところの“公正な競争”すなわちグローバル化の正体である。
おいしい所はすべていただくのがアメリカの流儀だ。
今、我々西側諸国に蓄積されている富の千分の一を途上国に振り向けるだけで多くの国々が貧困と飢餓から解放されるという。
太りすぎて胃を切除するのも十分に気の毒だとは思うが、その前に自分の食べていたケーキのひとかけらを分け与えるということが何故出来ないのだろうか。
カフェテリアでは週に2回はハンバーガーとフレンチフライを食べてしまう。(ちなみに、イラク戦争以降フランスとの関係悪化の影響でフレンチフライとは言わずにフリーダムフライと呼ぶようになったのだそうな)しかも、フレンチフライの盛りがまた凄い。レギュラーサイズでも、日本のラージより確実にでかい、、いくら欧米人の体格が日本人のそれと比較して大きいとはいえ、この盛り付けは尋常ではない。
先日も書いたが、アメリカでは全人口の20%が肥満だそうだ。
うちのラボの秘書も究極のダイエット手術のためもうすぐ入院する。
このあいだ、ある女性作家の講演を聴いていたらこんなことを言っていた。
「今、アメリカ女性は自信を失っている。現代のアメリカ女性はスーパーウーマンを目指しすぎているのだ。周りのみんなに気を使い、家事を完璧にこなし、バリバリ仕事をし、立派に子供を育て、地域社会の奉仕活動をやり、趣味でマラソンをやるような、そんな完全な女性を目指しすぎているのだ。女性の心臓病での死亡率が男性並に高くなってきている原因の一つはこの“頑張り過ぎ”にあるのだ。アメリカ女性はもっと自分に優しくならなくてはならない」と。
先ず、そんな完璧な人間が本当に存在するのかどうか僕にはわからないが
そもそも心臓病の増加の原因がそんなところにあろうはずがないではないか?
単に食い過ぎてるだけじゃん?と言い返したくなってくるのは僕だけだろうか、、、
アメリカはまさに今飽食の時代を生きている。
恰も、アフリカで時々発生するバッタの大群がそうであるように、目に映るものすべてを食いつくそうとしているかのようだ。
最近午後になると同僚達から近所のスターバックスに誘われる機会が多い。
スターバックスのコーヒーは安くていいのだが、実はコーヒー一杯の値段のうち現地のコーヒー豆業者に入るのはわずか一円にも満たないという話を聞いた。
おかげでコーヒー豆業者はマメを大量生産し、販売ルートも確立できているにもかかわらずほとんど利益が上がらないのだという。
早い話がアメリカ企業が原材料の豆を安く買い叩いているのである。
スタバのコーヒー収益のほとんどを、アメリカ企業が獲ってしまうのである。
おかげで原産国はいつまでたっても自転車操業的にコーヒー豆を生産しつづけるほかなくなってしまう。
これがアメリカのいうところの“公正な競争”すなわちグローバル化の正体である。
おいしい所はすべていただくのがアメリカの流儀だ。
今、我々西側諸国に蓄積されている富の千分の一を途上国に振り向けるだけで多くの国々が貧困と飢餓から解放されるという。
太りすぎて胃を切除するのも十分に気の毒だとは思うが、その前に自分の食べていたケーキのひとかけらを分け与えるということが何故出来ないのだろうか。
本当にこっちの人って節約するっていう感覚に乏しい感じがしますね。
うそかほんとか知りませんが、英語には“もったいない”にあたる単語が存在しないと聞きました。
物を粗末にしてはならないとかそういう意識が本来この国にはないのかもしれません。
そして、そういう所こそ僕達日本人が特に理解に苦しむところなのだと思います。
昨日までいがみ合っていた人間同士が、お互いの利害が一致した瞬間から、にこやかに握手を交わしながらカメラのファインダーに収まることの出来る国。それがアメリカ。
ビジネスの場においてですら、戦争してる時と同様に“Shock and Awe”で相手を徹底的に圧倒して勝とうとする国。それがアメリカ。
今アメリカ政府に一番欠けているものは何か。
それは「謙虚さ」ではないでしょうか?
日本ならガスの火で黒くなってたり、油のあとが残ってたり、キレイにしてても生活観は感じる。
リフォームしたてのように綺麗でさすがだ、経済大国はすごいと思った。
だから、「汚れるから使わない」という彼らの言葉を聞いて唖然となった。
そういう家庭が決して特別ではない。
キッチンは料理する為にあるのではないのか。
昼はハンバーガー夜はマイクロウェーブで冷凍食品の毎日が10年20年続いたら私だって肥満になり心臓病で苦しむ自信がある。
だが、私自身、たまに無性にジャンクフードが食べたくなるようになってしまったのだが。
日本も良くも悪くもアメリカの後を追っているのだからいつかそうなる日も遠くないのだろう。
現にアメリカの食卓に必ずあったビタミン剤が、日本でも普通になりつつある。
「うちの子、野菜嫌いだから」
好きなものだけ食べて栄養は錠剤で取る、太ったら手術する、それでホントに良いのか。
「ほーれ!豊かだろ!!」と言われているみたいで。
なんか悲しい気持ちになるし、
本当にこここそ貧しい国なんだなって思っちゃうし。
バーガーのセット、Lサイズを買ってきた奴がいて、
開けてみたら、顔を洗えそうなサイズの入れ物に
どっちゃりポテトが入っててビックリしたのを覚えています。そして、ドリンクも氷が入っているから魔法のポケット状態で、飲んでも飲んでも終わらない・・・
バーガーは顎が外れそうなサイズだし・・・
とにかく、サイズの意味がわからなかった・・・
人の胃袋には限界があるんだぜ・・・と。
豊かさの価値基準がおかしいと思う。
コーヒー農業は本当に大変なんだそうです。
先日、手積み、無農薬、フェアトレードのコーヒーを
送ってくれて、飲んでみました。
それを買ったその人の心を感じました。
コーヒーも本当に美味しかった・・・。
ビジネスはもうけた者勝ちなんでしょうかね・・・?
定義が貧しいと思うのは青臭い私だけでしょうか・・・。