MY LIFE AS A DOG

ワイングラスの向こうに人生が見える

ソフィーの選択

2012年09月23日 21時35分40秒 | 読書

夏季休暇で昨年に引き続きバリ島へ。

そこでは、

プールサイドで、ベッドで、ソファで、ベランダで、ひたすら横になりながら日陰で読書をして過ごすのがなんとも言えない贅沢です。

しかも、普段、電車の中で読んでいるような、その気になれば半日で読めてしまうお気楽な新書ではなく、

こういう時とばかり、ずっしりと重厚感のある文学作品を選んで読みます。

今年は、ウィリアム・スタイロンの「ソフィーの選択」を読みました。 高校時代に読んで以来の再読です。この、英米文学特有の小気味良い語感の調子がたまらなく好きです。

高校時代に読んだとき。公園内で日向ぼっこしている白鳥達の描写があまりにも美しくて、激しく印象に残った記憶がありましたが、今回再読してみたところ、そのような記述は見当たらず。。。。一体、あの記憶はなんだったのでしょうか。

まあ、それはそれとして。

スタイロンの筆力は圧倒的です。とにかく凄い。めまいがするほど魅力的な語り口です。

もし、自分が作家志望なら、スタイロンを読んだ瞬間、モノを書こうなどという気は一切吹っ飛んでしまうでしょう。

ちなみに、M・ストリープ主演、アラン・J・パクラ監督の映画化もすごく良いのですが、DVDは残念ながら日本では絶版で入手困難です。以前映画について書いていますので、参考までに貼っておきます。

文学と映画 ソフィーの選択

ソフィーの選択 (上巻) (新潮文庫)

 

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