MY LIFE AS A DOG

ワイングラスの向こうに人生が見える

マイケルムーア焦る!

2004年09月23日 12時54分33秒 | アメリカ
なんやかんやで9月もあっという間に終わりに近づいてきました。
アメリカ大統領選もいよいよラストスパートです。来月の頭からは、ブッシュ、ケリー両大統領候補による討論会が始まります。二人の直接対決が楽しみです。

しかし、御存知の通り実はこの直接討論会というのが意外にクセモノなのです。
4年前の討論会では、ゴアがブッシュをコテンパンにやっつけてしまったおかげで「ゴアはインテリぶっていけ好かない奴だ」というマイナスイメージを逆に増大させてしまい、ブッシュへ同情票が流れたといわれています。
どこの国でも大衆はイメージに流されやすいものと相場は決まっているようで、とにかく両陣営ともイメージ戦略には細心の注意を払います。
かつて民主党予備選の候補者の中でもっとも大統領に近い男といわれたハワードディーンという候補がいました。彼は予備選挙を目前にひかえたアイオワ州の党大会で3位と振るわず、その晩支持者の前で「私は絶対にあきらめないぞー!!!!大統領になるのは私だー!!!」と思わず絶叫してしまったがために大統領候補への切符を失いました。
彼の絶叫演説はその後4日間に亘ってテレビで約700回もオンエアされ「彼こそ民主党のアイスホッケーコーチだ」などと揶揄されまくり、以降二度と浮上することはありませんでした。
そんなこんなで両陣営とも、とにかくマスコミ、メディア対策にはジャブジャブとカネをつぎ込まざるを得ないのです。

なんかアホらしい気もしますが、これが現実なんですかねー。
(日本でも小泉純一郎の参謀である飯島秘書官がアメリカの真似事のようなことをやって国民の人気取りをやろうとしていますが、わざとらしいと思いませんか?でも、いまだ根強く残る小泉人気をみると、この人の戦略はそれなりにうまくいっているのかも知れませんねー、、、)

ところで、ここのところいろんな世論調査でブッシュ優勢が伝えられています。
僕はマイケルムーアのメールマガジンを購読しているのですが、本日マイケルムーアからかなり切実な手紙が送られてきました。
これを読むと、強がってはいるものの、彼自身かなり焦っているように思えます。
彼の英語はくだけているのでかなり読みにくいのですが、日本語のサイトに手紙の翻訳が掲載されているのを見つけたので載せときますマイケルムーア日本語ホームページ

あー、本当にブッシュが勝っちゃうのだろうか、、、やだなー。
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3 コメント

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ブッシュ ガンバ (U-1)
2004-09-23 16:26:20
為替相場を見てると、「超大国参戦」の度に

下落していってます。

アンバランスが是正されていいかもね。
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反省 (藤井宏明)
2004-09-23 20:57:46
 実は僕もイメージに流されやすい人間でして、4年前の前回の米国大統領選の時は、今から思えば情けないのですが、ゴアよりブッシュの方がいいと思っていました。その頃は、まだブッシュも穏健的なことを言っていましたし、ゴアの優等生ぶりがどうも好きになれませんでした。ブッシュの庶民性、過去のアルコールでの失敗を克服した話などに親しみを持てましたしね。イメージに流されず冷静に政治を読むことって僕はどうも苦手なようです。
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どっちもどっちだったかも (kazu-n)
2004-09-24 11:36:43
皆さんコメントありがとうございます。



もしゴアが大統領になってたら今ごろどうなってましたかねー。意外にほとんど変わってなかったりして。

とにかくそれくらい9・11テロの衝撃は大き過ぎました。

ゴアだって何しでかしたかわかったもんじゃないですよね。



ちなみに、藤井さん。

僕もむちゃくちゃイメージに流されやすいです。結局みんな一般大衆の一員なんですよね。



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