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2021年振り返り。(その4)

2022-01-27 14:59:42 | 君がいない窓に響く空しい「ひとりごと」
 去年読んだ本を書くだけのブログなのに、「その4」まで書いてしまってすみません。
 (長いわりに、大した紹介を書いている訳でもないし…)

 まぁ、備忘録なので、お時間ある方は、お付き合いください。
 (あと5冊、実はすべて「ズッコケシリーズ」です。)


 『あやうしズッコケ探検隊』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 (1980年12月刊行) 

 ズッコケ4作目。
 ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人が、ひょんなことから無人島に流れ着いてしまうお話なのですが、
 (以下ネタバレを含みます。)
 
 「無人島に漂流」といえば、ロビンソン・クルーソーを思い浮かべると思うのですが、(緑の部分は本文引用)
 
 『ロビンソン・クルーソーって、二十八年無人島にいたんだろ。』 
 
 (ハチベエたちは小6なので、28年経つと39才と40才になる)
 それを考えて元気がなくなってしまうけれど、モーちゃんがポツリと 
 
 『ロビンソン・クルーソーは、鉄砲もっていたけど、ひとりぼっちだったんだよね。
 だけど、ぼくらは友だちがいるな。』


 と言うのが、すごく良いなぁ~と思いました。
 
 このあと、3人は、あるおじいさんに出会うのですが、その人が、
 「戦争のあと35年間ひとりぐらし」
 と言う表現があって、
 「1980年って、戦後35年しか経っていないのか!?」
 とビックリしてしまいました。
 (何を隠そう、私1980年生まれなんです!)

 
 『ズッコケ心霊学入門』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 タイトル通り、心霊写真を撮りに幽霊屋敷(というウワサのある)建物に行って…。

 (以下、内容に触れます)
 ハチベエの撮った心霊写真を見た雑誌記者の人が、心霊現象の専門家を連れて訪ねてきます。
 
 実は、ハチベエが、とある人物と一緒のときに、必ずと言って良いほど心霊現象が起こっていて、
 心霊写真もその人が一緒のときに撮れました。
 それゆえ、その人も交えて再び幽霊屋敷に行くのですが…。

 「ズッコケシリーズ」(文庫版で読んでいます。)の巻末に、各本の紹介文が載っていて
 「いっしょにいると、かならず心霊現象にあう」 
 という文章は、この本の紹介として書いてあって、はじめから解りつつ読んだハズなのですが、
 それも忘れて、
 「この霊媒師たち、怪しいなぁ…」
 と思いながら読んでいました。(笑)

 相変わらず、読み終えた後「終わっちゃったよ」と思うほど面白かったです。


 『とびだせズッコケ事件記者』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 クラスで班ごとに壁新聞を作ることになり、3人それぞれ記者となるスタート。

 物語の中で、ハチベエがとある特ダネをつかみ、その当事者の人から、
 「明日、取材を受けるから来てほしい」
 と言われ、
 「ぼくのほかに、もうふたりほど記者をつれてっていいですか?」
 と3人で一緒に行くことをにおわせながら終わるのですが、
 なんだかんだ言って、やっぱり3人いっしょが落ち着くなぁ~と思いました。

 
 『ズッコケ時間漂流記』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人が、とあるきっかけで江戸時代にタイムスリップしてしまいます。
 そこで平賀源内に出会い、匿われ、200年先の未来人と信じてもらった矢先…。

 (内容に関することを書きます。)
 現代に戻る前に、ある人から
 「きょうは安永八年旧暦の十一月二十一日。よくおぼえておくといい」
 と言われるのですが、
 「いやに日付を強調するなぁ~」
 と思ったら、
 
 帰ってきてからハカセが調べてみると、
 「平賀源内が安永8年旧暦の11月21日未明、人をひとり斬り殺してつかまっていて、12月牢屋の中で死んでいる。」
 という事実を知るのです。
 「自分たちが江戸時代に行かなければ、源内は人を殺さずにすんだのかも?」
 と悩むのですが、以前ある人から
 「いくらがんばっても、その人の運命はかわらない。」
 と言われたことを思い出して…。(でも悩む)

 原爆とか、人の運命とか、今までよりテーマが深い作品でした。

 もし私が、時間移動できることになったら、どこに行こうかな?
 亡くなったお祖父ちゃんに会いに行きたいな…と思いました。
 (「最期になる」と思ってなくて、ちゃんとさよなら言えなかったので)


 『こちらズッコケ探偵事務所』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 「探偵事務所」というタイトルなので、何の調査をするんだろう???と思ったら、
 夏休み明けに盲腸で入院したハカセへのお見舞いの品が、ひょんなことから入れ替わって…。

 その出来事をきっかけに、事件に巻き込まれる3人!
 少ない情報から、市内をめぐる大捜査!!

 この推理するところが面白く。
 最後のピンチからの大逆転が、心地よかったです。

 初版が1983年なので、モーちゃんのとある行動を、息子に、
 「なんで、それで信じちゃうの!?」
 と言われたんですが、昔って…そうなのよねー。

 私の子どもの頃は、胸に名札はつけっぱなしで登下校してたし、
 防犯ブザーなんか持ってなかったし、
 「いかのおすし」の標語なんかなかったもんなぁ…。

 
 長々と書いてしまいましたが、ここまで読んで戴き、ありがとぅございました。
 個人的に読んだ本を書き並べただけで、これから読もうと思う方の参考には全くならないと思いますが(苦笑)
 沢山本が読める環境があることを嬉しく思いつつ…。
 (出来れば息子本人が読んでくれれば、もっと嬉しいのですが…。)
 2022年もたくさん読んでいこうと思っているので、また来年書いた時には、お付き合い頂けると有難いです。
 
 

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