去年読んだ本を書くだけのブログなのに、「その4」まで書いてしまってすみません。
(長いわりに、大した紹介を書いている訳でもないし…)
まぁ、備忘録なので、お時間ある方は、お付き合いください。
(あと5冊、実はすべて「ズッコケシリーズ」です。)
『あやうしズッコケ探検隊』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
(1980年12月刊行)
ズッコケ4作目。
ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人が、ひょんなことから無人島に流れ着いてしまうお話なのですが、
(以下ネタバレを含みます。)
「無人島に漂流」といえば、ロビンソン・クルーソーを思い浮かべると思うのですが、(緑の部分は本文引用)
『ロビンソン・クルーソーって、二十八年無人島にいたんだろ。』
(ハチベエたちは小6なので、28年経つと39才と40才になる)
それを考えて元気がなくなってしまうけれど、モーちゃんがポツリと
『ロビンソン・クルーソーは、鉄砲もっていたけど、ひとりぼっちだったんだよね。
だけど、ぼくらは友だちがいるな。』
と言うのが、すごく良いなぁ~と思いました。
このあと、3人は、あるおじいさんに出会うのですが、その人が、
「戦争のあと35年間ひとりぐらし」
と言う表現があって、
「1980年って、戦後35年しか経っていないのか!?」
とビックリしてしまいました。
(何を隠そう、私1980年生まれなんです!)
『ズッコケ心霊学入門』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
タイトル通り、心霊写真を撮りに幽霊屋敷(というウワサのある)建物に行って…。
(以下、内容に触れます)
ハチベエの撮った心霊写真を見た雑誌記者の人が、心霊現象の専門家を連れて訪ねてきます。
実は、ハチベエが、とある人物と一緒のときに、必ずと言って良いほど心霊現象が起こっていて、
心霊写真もその人が一緒のときに撮れました。
それゆえ、その人も交えて再び幽霊屋敷に行くのですが…。
「ズッコケシリーズ」(文庫版で読んでいます。)の巻末に、各本の紹介文が載っていて
「いっしょにいると、かならず心霊現象にあう」
という文章は、この本の紹介として書いてあって、はじめから解りつつ読んだハズなのですが、
それも忘れて、
「この霊媒師たち、怪しいなぁ…」
と思いながら読んでいました。(笑)
相変わらず、読み終えた後「終わっちゃったよ」と思うほど面白かったです。
『とびだせズッコケ事件記者』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
クラスで班ごとに壁新聞を作ることになり、3人それぞれ記者となるスタート。
物語の中で、ハチベエがとある特ダネをつかみ、その当事者の人から、
「明日、取材を受けるから来てほしい」
と言われ、
「ぼくのほかに、もうふたりほど記者をつれてっていいですか?」
と3人で一緒に行くことをにおわせながら終わるのですが、
なんだかんだ言って、やっぱり3人いっしょが落ち着くなぁ~と思いました。
『ズッコケ時間漂流記』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人が、とあるきっかけで江戸時代にタイムスリップしてしまいます。
そこで平賀源内に出会い、匿われ、200年先の未来人と信じてもらった矢先…。
(内容に関することを書きます。)
現代に戻る前に、ある人から
「きょうは安永八年旧暦の十一月二十一日。よくおぼえておくといい」
と言われるのですが、
「いやに日付を強調するなぁ~」
と思ったら、
帰ってきてからハカセが調べてみると、
「平賀源内が安永8年旧暦の11月21日未明、人をひとり斬り殺してつかまっていて、12月牢屋の中で死んでいる。」
という事実を知るのです。
「自分たちが江戸時代に行かなければ、源内は人を殺さずにすんだのかも?」
と悩むのですが、以前ある人から
「いくらがんばっても、その人の運命はかわらない。」
と言われたことを思い出して…。(でも悩む)
原爆とか、人の運命とか、今までよりテーマが深い作品でした。
もし私が、時間移動できることになったら、どこに行こうかな?
亡くなったお祖父ちゃんに会いに行きたいな…と思いました。
(「最期になる」と思ってなくて、ちゃんとさよなら言えなかったので)
『こちらズッコケ探偵事務所』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
「探偵事務所」というタイトルなので、何の調査をするんだろう???と思ったら、
夏休み明けに盲腸で入院したハカセへのお見舞いの品が、ひょんなことから入れ替わって…。
その出来事をきっかけに、事件に巻き込まれる3人!
少ない情報から、市内をめぐる大捜査!!
この推理するところが面白く。
最後のピンチからの大逆転が、心地よかったです。
初版が1983年なので、モーちゃんのとある行動を、息子に、
「なんで、それで信じちゃうの!?」
と言われたんですが、昔って…そうなのよねー。
私の子どもの頃は、胸に名札はつけっぱなしで登下校してたし、
防犯ブザーなんか持ってなかったし、
「いかのおすし」の標語なんかなかったもんなぁ…。
長々と書いてしまいましたが、ここまで読んで戴き、ありがとぅございました。
個人的に読んだ本を書き並べただけで、これから読もうと思う方の参考には全くならないと思いますが(苦笑)
沢山本が読める環境があることを嬉しく思いつつ…。
(出来れば息子本人が読んでくれれば、もっと嬉しいのですが…。)
2022年もたくさん読んでいこうと思っているので、また来年書いた時には、お付き合い頂けると有難いです。
(長いわりに、大した紹介を書いている訳でもないし…)
まぁ、備忘録なので、お時間ある方は、お付き合いください。
(あと5冊、実はすべて「ズッコケシリーズ」です。)
『あやうしズッコケ探検隊』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
(1980年12月刊行)
ズッコケ4作目。
ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人が、ひょんなことから無人島に流れ着いてしまうお話なのですが、
(以下ネタバレを含みます。)
「無人島に漂流」といえば、ロビンソン・クルーソーを思い浮かべると思うのですが、(緑の部分は本文引用)
『ロビンソン・クルーソーって、二十八年無人島にいたんだろ。』
(ハチベエたちは小6なので、28年経つと39才と40才になる)
それを考えて元気がなくなってしまうけれど、モーちゃんがポツリと
『ロビンソン・クルーソーは、鉄砲もっていたけど、ひとりぼっちだったんだよね。
だけど、ぼくらは友だちがいるな。』
と言うのが、すごく良いなぁ~と思いました。
このあと、3人は、あるおじいさんに出会うのですが、その人が、
「戦争のあと35年間ひとりぐらし」
と言う表現があって、
「1980年って、戦後35年しか経っていないのか!?」
とビックリしてしまいました。
(何を隠そう、私1980年生まれなんです!)
『ズッコケ心霊学入門』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
タイトル通り、心霊写真を撮りに幽霊屋敷(というウワサのある)建物に行って…。
(以下、内容に触れます)
ハチベエの撮った心霊写真を見た雑誌記者の人が、心霊現象の専門家を連れて訪ねてきます。
実は、ハチベエが、とある人物と一緒のときに、必ずと言って良いほど心霊現象が起こっていて、
心霊写真もその人が一緒のときに撮れました。
それゆえ、その人も交えて再び幽霊屋敷に行くのですが…。
「ズッコケシリーズ」(文庫版で読んでいます。)の巻末に、各本の紹介文が載っていて
「いっしょにいると、かならず心霊現象にあう」
という文章は、この本の紹介として書いてあって、はじめから解りつつ読んだハズなのですが、
それも忘れて、
「この霊媒師たち、怪しいなぁ…」
と思いながら読んでいました。(笑)
相変わらず、読み終えた後「終わっちゃったよ」と思うほど面白かったです。
『とびだせズッコケ事件記者』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
クラスで班ごとに壁新聞を作ることになり、3人それぞれ記者となるスタート。
物語の中で、ハチベエがとある特ダネをつかみ、その当事者の人から、
「明日、取材を受けるから来てほしい」
と言われ、
「ぼくのほかに、もうふたりほど記者をつれてっていいですか?」
と3人で一緒に行くことをにおわせながら終わるのですが、
なんだかんだ言って、やっぱり3人いっしょが落ち着くなぁ~と思いました。
『ズッコケ時間漂流記』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人が、とあるきっかけで江戸時代にタイムスリップしてしまいます。
そこで平賀源内に出会い、匿われ、200年先の未来人と信じてもらった矢先…。
(内容に関することを書きます。)
現代に戻る前に、ある人から
「きょうは安永八年旧暦の十一月二十一日。よくおぼえておくといい」
と言われるのですが、
「いやに日付を強調するなぁ~」
と思ったら、
帰ってきてからハカセが調べてみると、
「平賀源内が安永8年旧暦の11月21日未明、人をひとり斬り殺してつかまっていて、12月牢屋の中で死んでいる。」
という事実を知るのです。
「自分たちが江戸時代に行かなければ、源内は人を殺さずにすんだのかも?」
と悩むのですが、以前ある人から
「いくらがんばっても、その人の運命はかわらない。」
と言われたことを思い出して…。(でも悩む)
原爆とか、人の運命とか、今までよりテーマが深い作品でした。
もし私が、時間移動できることになったら、どこに行こうかな?
亡くなったお祖父ちゃんに会いに行きたいな…と思いました。
(「最期になる」と思ってなくて、ちゃんとさよなら言えなかったので)
『こちらズッコケ探偵事務所』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
「探偵事務所」というタイトルなので、何の調査をするんだろう???と思ったら、
夏休み明けに盲腸で入院したハカセへのお見舞いの品が、ひょんなことから入れ替わって…。
その出来事をきっかけに、事件に巻き込まれる3人!
少ない情報から、市内をめぐる大捜査!!
この推理するところが面白く。
最後のピンチからの大逆転が、心地よかったです。
初版が1983年なので、モーちゃんのとある行動を、息子に、
「なんで、それで信じちゃうの!?」
と言われたんですが、昔って…そうなのよねー。
私の子どもの頃は、胸に名札はつけっぱなしで登下校してたし、
防犯ブザーなんか持ってなかったし、
「いかのおすし」の標語なんかなかったもんなぁ…。
長々と書いてしまいましたが、ここまで読んで戴き、ありがとぅございました。
個人的に読んだ本を書き並べただけで、これから読もうと思う方の参考には全くならないと思いますが(苦笑)
沢山本が読める環境があることを嬉しく思いつつ…。
(出来れば息子本人が読んでくれれば、もっと嬉しいのですが…。)
2022年もたくさん読んでいこうと思っているので、また来年書いた時には、お付き合い頂けると有難いです。