今日は 私の亡くなった父の25回忌でした
ごくごくわずかな身内だけの 質素なものでした
40代という若さで死んだ父 私はまだ高校生
初めての「人の死」というものが 父親であった為 「悲しい」というより
「恐怖」を強く感じていたのが事実・・・・
恥ずかしながら父が亡くなって 数週間後に 死因が「癌」だと知りました
私は3人兄妹の末っ子です 「お前は何にもしらなくていい」
という育てられ方をしてきたので 全てに目をつぶって生きてきました
父の病気のことですら・・・
祖母に思い切って聞いたのです そりゃあ祖母は驚いていましたよ^_^;
「めぐは可哀想になぁ・・・」と泣かれました
私は 父に会って謝りたい事があります
入院する事が決まった時 私は喜んでしまったのです・・・
少し厳しく 怖い父がいなくなる! 高校生の私は喜びました!
その時の 父の顔・・・ 忘れられません・・・
もうこの時 多分癌である事を知っていたのかもしれないのに
最低な娘でした・・・
それともう一つ
もう 死期が近い時に看護婦さんから「娘さん、お父さんの手を握ってあげて」
と言われました 握れませんでした
そこに横たわっていたのは 私の知ってる父ではなく
何だか得体の知れない とても怖いもの・・・
この時 手を握り「お父さんわたしだよ、今までごめんね」と言えてたら・・・
父が亡くなったとき 私は風邪をこじらせ 高熱にうなされました
何にも できなかったな・・・ 今思うと・・・
しばらく 父が凄い目で私を睨みつける という夢ばかり見ていました
恨まれていたのか
そんな事すら思い 心は張り裂けそうになっていた高校一年生でした
今の私は このときの事を とても冷静にうけとめています
父が私を恨んでいたか・・・ そんな事 あるわけもないのに
父の亡くなった40代にと 突入しましたので
私も もう幾分大人になったと言えるのでしょう
今でしたら 父に会って 手を握って「ありがとう」と言える気がします