今から16年前、カナダのバンクーバーに語学留学をしていたときのことです。
バンクーバーの街中には、所々にホームレスがいました。彼らは道端に座って、自分の目の前を人が通るときに、たいていSpare change.(「小銭を恵んでくれ」)と言うのです。
ある日、カナダ人の友人とバンクーバーの街を歩いていたとき、ホームレスが例のごとく、Spare change.と言ってきました。すると、その友人はI have a hole in my pocket.と返答しました。「ポケットに穴が開いているから、君にやる金はないよ」という意味で、そう言ったわけです。
その言い回しが、彼独自のものか、典型的なものかは、分かりませんが、生の英語の発想、生の英語のユーモアに触れた一瞬だったように思います。【大塚孝一 M1】
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慣用句の慣用性を利用してわざとと本来の意味とちょっとずれた意味で使うとユーモアがえられる…英語でいうwitにあたるかな。
グライスの会話の協調律でいえば関連性を二回も破ってることになるかと思います!言語の使い方本当いろいろですね。
…って、すみません。語用論の事例を見てその分析に我を忘れたようです(笑)
英語のネイティブからの視点がよく分かる意見です。ありがとうございます。普段の用法が分かると、より面白さが伝わりますね。