『音韻構造とアクセント』 窪薗晴夫・太田 聡著 研究社出版 1998年
この本は音韻構造をめぐる日英語比較を扱っています。第Ⅰ部は「音韻構造の普遍性と個別性」、第Ⅱ部は「音韻過程と韻律構造の諸相」です。この本を読んで、日英語間に次のような違いが存在することを理解しました。
日本語 英語
①モーラ言語 音節言語
②開音節言語 閉音節言語
③ピッチ・アクセント ストレス・アクセント
④語ピッチ言語 イントネーション言語
⑤音節拍リズム 強勢拍リズム
(モーラ拍リズム)
私は、他の言語を詳しく知りませんが、中国語とモンゴル語をで比較をすると、次のようになります。
中国語 モンゴル語
①音節言語 音節言語
②開音節言語 閉音節言語
③ピッチ・アクセント/ストレス・アクセント ストレス・アクセント
④声調言語 イントネーション言語
⑤音節拍リズム 強勢拍リズム
この本の中では、モーラ・音節の説明の例としていろいろ日英語の歌を引用して、他の分の説明にも日英語を比較して例を挙げているのでとても分かりやすいです。私の研究でも(音階=アクセント)の唱歌などを実験したいと思っています。私にこの本を読んで非常に勉強になりました【秀芝M1】
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