ロシアによる殺戮や略奪が問題になっている。ウクライナの無辜の民を思えば、早くやめてほしい。本当にそう思う。
ところで、こんなtwitterはどうだろうか。
US troops took Baghdad on this day in 2003 and began to relentlessly loot and plunder including from Iraqi banks as shown in this clip. pic.twitter.com/BzdlyyHRLg
— Louis Allday (@Louis_Allday) April 9, 2022
2003年のイラク。米兵がバクダットを占領。銀行を含めて略奪している。そんなtwitterである。
イラク戦争での民間人の死亡者数は3万とか15万とか言われる。ロシアを非難するように、米を非難しないのはなぜだろう。
今回のウクライナ戦争で、少しウクライナの歴史、ロシアとの関係、東欧および西欧諸国との関係etc・・・見てみると、本当に複雑すぎる。歴史・宗教・民族・国家全ての変遷を整理するのは難しい。本当に専門家ではないと、手出しできない・・・そんな感じである。まあテレビのコメンテーターが理解可能なわけもないだろう。
多くの人々にとって、クラウゼビッツの戦争論(戦争は外交の1手段)に見られるような、つまりは近代における戦争の位置付けはそれほど眼中には入らない。大衆的に「戦争反対」を掲げているのであろうが、戦争に歓喜するのもまた大衆でもある。
人民を犠牲にするのを容認するのか、断固否定するのか、戦争論が新しいフェーズに入っているのかもしれない。そんな気がしている。もう戦争は外交の1手段でさえあってはいけないとすれば、戦争の近代は終わるのだが、どうだろう??