僕は安倍前総理を怖いとは感じなかった。お坊ちゃんのまま総理大臣をしている程度の印象であった。
もちろんお友達優遇もお坊ちゃんキャラという部分でも理解できる。うまくことが運ばないと、すぐキレる感じというのもそういう延長線上だった。「お腹痛くなった」といって辞めるのも、「そりゃ難病なんだろう」などと思うところがあるが、普段の嘘がかぶってしまい、気の毒とも思えない。なんせ会食三昧だったし。会食には参加していたけど、食事はしていなかったのでしょうか?記事によれば、ステーキを食べていたらしいが、病気からすれば、オススメできないと医者が言っていたけど・・・
まあ息を吐くように嘘をつくなどと言われていたけれど。あくまで僕のイメージでは、「ママ、お腹痛くて、総理大臣辞める」という感じだ。
そこで次の菅総理。教養がないとまで言われる。国会答弁を見ても、あの学術会議の件でも、同じことを繰り返している。他話に中身がないとしか思えない。少しは知識があれば、その知識をもとに反論してやろうとの思いから、異なる角度で言葉を発すると思うものだが、おうむ返しの言葉である。意に介していない。なんと思われようとも、同じことを繰り返せる。
安倍さんの政策を引き継ぐのちょうどいい人材程度の理解であったが、どうも様子がおかしいような気がする。
アエラの記事である。
桜を見る会」前夜祭費用の検察捜査スクープは官邸が読売にリークか 安倍失職までの道筋は?
https://dot.asahi.com/aera/2020113000052.html?page=1
本当のことはわからない。ただ検察は本気で安倍逮捕に向かっている。それを後押ししているのが菅総理だとすると、あれだけ官房長官として支えてきた人物を権力を手にした瞬間から、このような状況を想定していたのではないかと思わせる。
安倍さんとの違いはここだ。安倍さんは“お友達”のために権力を利用した。当然問題だ。菅さんはお友達とか仲のいい人であろうが、無関係に権力を振るう。下積みで苦労してきたとの評判であるが、安倍さんなんかはエスタブリッシュ中のエスタブリッシュ。ちょうど反対側の人だ。菅さんは権力維持のために権力を振るう。合わない人間は粛清だろうか。
ヒトラーが凡庸な人物に過ぎなかったとことである。菅さんの教養がないとの評価は凡庸さの匂いがしないだろうか。
日本人はこういう話好きじゃないだろうか。下克上とか立身出世とか。
怖くない?