Drマサ非公認ブログ

請負でのトラブルを振り返る(中盤)

 ある日出勤して、引き継ぎノートを見たら、「課長が怒ってる」と書かれていた。

 課長というのは、病院の医事課課長である。繰り返しにはなるが、僕たち当直事務は請負なので、病院の医事課課長は僕たちに命令することはできない。さらに命令することができないということは、当直事務の業務に関して怒ることはできない。なぜなら当直業務に関われないからだ。そりゃ、横目で見ながら、「こいつら、ちゃんとやれよ」程度は思うだろうが。

 課長は次のようなことを言ったという。

「15分前のミーティングに出席できないわけないだろう。そんなこと言ってるなら、朝の受付時間の時、受付前で立ってろ」と。罰でも与えようというのだろうか。

 ノートには、課長ではなく、その部下から言われたことが記されていた。課長が命令したのだが、直接ではないということだ。さらに、「とりあえず、言われた通りにしておく」と。波風立てたくないということだろう。

 そこで、課長から命令されたスタッフと少しばかり話をしてみた。そのスタッフは僕に謝りながら、「課長の命令だから、従うしかなくて」と事の経緯を話してきた。実は普段から、請負であることで、医事課から、あるいは病院から命令できないことを話ししてきたのである。命令できないけれど、何か問題あれば、伝えてとは言っていたのである。ちなみに課長にも話をしていたことである。

 僕は普段通りの勤務をこなした。朝になっても、普段通りだ。だから、「受付前で立ってろ」という言葉を無視した。こちらからは何も言わずにいて、課長から話しかけてくるのを待っていた。朝は待機している時間があったが、わざと課長のすぐ近くに座っていた。

 僕と一緒に勤務するスタッフにも「いつもどうりでいいから」「何かあったら、僕に言ってくれと伝えてよ」程度に受け答えしていたのだが、彼らは「受付前で待ってろ」と言われた通りにしていた。実際は病院の医事課スタッフと雑談したり、うまくやり過ごしていたのだ。

 課長は僕に直接「15分前からのミーティング参加」について、言及してこなかった。請負にそのような命令、つまり時間外の勤務強要などできないことを知っていたのではないかと思う。だから、「15分前からのミーティングができないわけはない」などと宣ったことを少し後悔しているのではないかとも感じていた。実は普段仲良くしている位だし。

 この問題の解決に関して、ノートを見た時から、僕には算段はあった。

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