この金曜から所用というか仕事も兼ねて奈良京都に行ってきた。今家に着いた。
それにしてもどちらも人で溢れかえっている。まあ特に京都はすごかった。
連休ということ、紅葉シーズンということ、それ以上に外国人観光客が多いこと多いこと。
行きの新幹線、午前中だが、自由席に座っていたら、座席がない人が多くいる。その中に外国人が多いことに気づく。多分スケジュールを決めて予約をしっかりとって行動するわけではないのだろう。東京ー京都間ずっと立ちっぱなし。
僕はスケジューリングをしっかりして、事前の行動を決めておくような規範は好きではないので、そういう行き当たりばったりの、大雑把な外国人の行動規範は好きな方だ。とはいえ、2時間以上立ちっぱなしって、さすがしんどいでしょ。
座席の隣も外国人。というか、多いから当然だ。富士山が見える場所に来た時、窓越しにスマホのムービーで撮り出す。っていうか、窓際の僕が邪魔だよなあ。と思い、帽子をひっくり返して、撮りやすいようにしたら、「thank you」と。
それにしても、奈良京都、外国人の観光客の多いこと。いわゆるツーリズムだけれど、そんなに世界の観光地にいかなければならないのかと嫌味なことを思いながら、「インバウンドがどうだとか、こうだとか」そんな経済効果の話がドミナントな理解になっているのだろうと考えていた。
そこに経済効果があることと、その理屈が拡大して、国に経済効果があることと、生活者中心の地域社会を作ることは別のことだ。何が優先されるのだろう。問われているように思う。
京都では河原町を歩きながら、知り合い大学の先生に「オーバーツーリズムですよね」と話を振られる。
僕「テレビではなく、目の前の現実として、初めて見ましたよ」
先生「僕たちには関係ないですよねえ」
そういうことでしょ。いやいや、やっぱり関係あるよ。帰りの新幹線、座れないかもと思い、指定席を買ったんだから。高くついてしまった。でも、これが経済効果か?