岸田総理が突っ走っている。総理就任時は宏池会であるし、バランスのある政治が多少は期待できるかなと思ったりしたのだが、見込み違いだったというか、間違っていた。
防衛費増額のため増税。
北朝鮮とか中国だとかのせいで、日本が戦争に巻き込まれるとかなんとか。日本が戦力増強すれば、あちらさんはそれに反応して、敵対的になる。
とはいえ、日本は戦争だけはしてはいけない国家である。もちろん第二次世界大戦の苦すぎる経験があるわけだし、現実を認識すれば、戦争などしてはいけない。
ちょっとtwitterを拝借。
日本は中国と戦争してはいけません。なぜなら中国は輸出でも輸入でも日本の一番の相手国であり経済が破綻するからです。
— 井上伸@雑誌KOKKO (@inoueshin0) December 16, 2022
また日本の食料自給率は37％、エネルギー自給率は12％。戦争で海上輸送が断たれると日本は成り立ちません。日本は戦争してはいけない島国なのです。#増税と大軍拡に反対します pic.twitter.com/gQmuLgtgVu
12％のエネルギーと37％の食料は、上級国民が分け合えばいいので、戦争しても問題ないとでも思っているのだろうか。兵站について考えないで、太平洋戦争は突っ走った。
おそらく日本人はそんなことを考えない。山本七平の言う「空気」が「戦争しても仕方がない」との雰囲気を作り上げ、日本人はそうとしか動けない。だから政治家や官僚は「空気」を作り上げながら、「空気」に飲み込まれていく。
そういえばサッカーW杯で、第２戦に負けると、森保氏に激しいバッシングだったのが、３戦目で勝利すると一転称賛。「空気」が一変する。日本って「空気」が支配すると、真逆の反応になる。
3年後だろうか。5年後だろうか、10年後だろうか。いつか来た道にならないように願うのではなく、行動である。
信頼できない政府は取り替えてもいいのが、ホッブス的な近代国家の要、民主主義である。
岸田総理には思想がない。無思想であるからこそ、無の中になんでも入れてしまう。「空気」を読んで。今無の中に「戦争をする準備」が入ってしまったように思われる。
