ワクチンの副反応の話が巷を賑わしている。
ワクチンの副作用で死者が出たらしい。でもワクチンとの因果関係は不明ということになるだろう。死者が出るといっても、1万人に1人死者が出るだけだから、ワクチン打たないこととワクチン打って副反応出ることを天秤にかけたら、どっちを選ぶべきかという話になってしまう。
仮に副作用で死んだ人が、あなたの家族なら、そういう天秤を持ち出すのを躊躇してしまうだろう。そんなことは頭にないのだろうな。数字でみると、そんなことになってしまうようだ。
まあ矛盾だ。
まあだいたいワクチンといえども、人間身体にとっては異物である。異物が身体に入れば、何か反応が生じるに決まっている。タトゥー入れたって、熱は出る。ピアスしたって、穴開けたところがグジュグジュする。通常これらを副反応とは言わないようだが、同じメカニズムに違いない。そりゃ、細かいことをいえば、違うということになるのかも。
どんな薬にも副反応がある。薬の用法には、注意書きがある。医者が出した処方箋なら、薬剤師が色々説明する。服用方法と大抵副反応の話だ。だから、異物を注射で身体に入れるなら、必ず副反応があるといっていい。それが症状として、苦痛を生じさせるかは、また別問題だ。
医療従事者の知り合いがワクチンを打った。その日発熱、38度になったそうだ。当たり前だ。体に異物を入れたからだ。彼は翌日には、スッキリしていたという。
僕が考えるには、彼が1日で治ったのは、彼が有する自然治癒能力のおかげである。身体にはそういう力が備わっている。人によって、その力の量も質も違う。人間は皆違うということだ。
身体に異物を入れたら、なにがしかの症状が出る。身体が正常に機能しているからだ。人によって、症状の程度に違いが出るだけだ。その違いを生み出すのは、その人物が培ってきた免疫力の違いである。
さらに回復するのは、自然治癒能力の程度や種類の違いになるだろう。なんだ風邪が治るのと大枠で同じメカニズムじゃないのか。
結局ワクチンを打っても、ワクチンでコロナに対抗するというより、それまで培ってきた免疫力や自然治癒能力の方が構造であり、その構造にワクチンの力が加わるだけではないのだろうか。そして、ワクチンを受け入れる人間の身体が持つ力が、どの程度なのかという個人の違いが待ち受けている。
ワクチンだけでコロナに対抗できるのではない。その前にこれまで培ってきた自分自身の身体の力が土台なのである。しかもワクチンに適応可能な身体の力(構造)は偶然に見えてしまう。
よって、ワクチンの副作用で死んだ方は、運が悪いとしか言いようがないようにも思える。だから矛盾でもある。