スポーツメンタルトレーナーの小噺

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交流戦・中日対ソフトバンク

2005年05月15日 | 生観戦記
 念願の交流戦を見てまいりました。結果は4連敗を止める中日・井端の自身初のサヨナラヒットで劇的勝利!ソフトバンクの和田が7回1失点の好投、中日の山井も序盤に2点を取られましたが、徐々に調子を上げ7回2失点の好投という投手戦でした。
 試合のターニングポイントは7回の中日・福留のライトへの大きな当たりをめぐる審判団の判断でしょう。僕はバックネット裏やや3塁側のパノラマ席から観戦していたんですが、ホームランに見えました。が、スポーツニュースで見るとホームランじゃありませんでしたね。それともう一つ、好投の和田に代えて8回からソフトバンクが投手を代えたことです。和田投手は、特に初めての対戦ではボールの出所が見にくく、タイミングが取りにくい投手で、中日の打線も甘い球も結構打ち損じていました。ですので、この交代で中日の打者が「よかった」と思ったのは事実。また後を継いだ岡本投手も和田投手の好投を受けての登板だっただけにプレッシャーを感じていたかもしれません。この交代が両軍に大きな心理的変化をもたらしたように思います。まだまだ和田投手はいけそうに見えたんですが限界だったんでしょうかね。
 それから6回のソフトバンクの攻撃で、二塁手の荒木がダブルプレーを阻止しようとした一塁走者ズレータのタックルを右ひざに受けた場面。落合監督は「ラフプレーだろう! 退場じゃないのか!」と審判団につめより、判定を覆させ、結果、両者をアウトにしました。僕は野球を見ていてこのような判断になったのを初めて見ましたので非常に驚きました。今までそういう判定はあったのかなあ。とにもかくにも貴重な体験をさせてもらいました。さらにここで落合監督はズレータの退場を求め続け、審判団に心理的プレッシャーを与えた結果が7回の疑惑のホームランに繋がったのかもしれません。だとしたら、落合監督はめちゃくちゃしたたかですねえ。というわけで落合監督・脚本・主役のドラマはめでたしめでたしで終わりでした。

名古屋グランパス対ヴィッセル神戸

2005年02月17日 | 生観戦記
 昨日、名古屋グランパスとヴィッセル神戸の練習試合を見に行ってきました。グランパスには北朝鮮代表の安に高校選手権で活躍した本田、ヴィッセルにはカズとアツの三浦コンビがいて注目されているみたいで、報道陣も結構集まっていました。前半は両チームとも主力組で、1-0で折り返し。後半はグランパスはほとんど選手を入れ替えて2軍メンバーで、ヴィッセルも1軍半といったメンバー構成で1点ずつを取り合いました。グランパスは今期からシステムが4-4-2になる模様。オフェンシブハーフに中村と本田、ボランチには北朝鮮代表の安、右サイドバックに山口が入っていました。4バックは福岡から増川が入り、古賀とセンターを組んでいましたが、攻められる時間も少なくまだ評価は先という感じでしょうか。中村、クライトンはさすがという感じ。安もフィジカルの強いところを見せていました。心強い戦力になりそうです。注目の本田はたまに輝くときもありましたが、多くの時間消えていたという印象です。しかし、高卒でいきなり先発組に抜擢されているのもうなずけるのが、先輩選手たちに「要求」していたことです。生意気にも取られるかもしれませんが、要求しないと周りが特徴をわかってくれませんし、自分の力も出せません。プロである以上必要なことです。それがまだ高校を卒業していない選手ができることに感心させられました。彼は必ずいい選手になってくれると思います。

アメフト・関西学生プレーオフ観戦記

2004年12月05日 | 生観戦記
 今日まで日本スポーツ心理学会のため、大阪に行っていたんですが、たまたま知り合いがチケットを取ってくれたため、アメリカンフットボールの関西学生リーグの王座を決めるプレーオフ・関西学院大学と立命館大学の試合を見に行ってきました。
 まず驚いたのが、その人気ぶり。一緒に観戦した広島から来た知り合いは、「サンフレッチェよりカープより客が入っとる」というぐらい雨にもかかわらず予想以上の観客数で驚きました。どういう流れで応援していたのかわかりませんが小学生ぐらいの子供達が一生懸命関西学院大学ファイターズを応援しており、関西のアメフト熱を感じました。
 試合のほうはチケットを用意してくれた知り合いが事前に言っていた通り、非常に接戦でいい試合だったと思います。2タッチダウン14点を先制した関西学院大学に立命館大学がじわじわ追いつき、試合は延長戦へ。勝ち越しのチャンスを得た関西学院大学でしたが、キックを成功できず、結局逆転負けを喫してしまいました。そのあとのキッカーの行動を注視していましたが、ちょっと一度の失敗を引きずっているようで、気持ちが切り替えられていないように思いました。案の定、最後もキックを外し勝負ありとなりました。残念!というのも実は私KGOBでして・・・。

中日ドラゴンズ、オレ流でセ界制覇!

2004年10月02日 | 生観戦記
 やりました。生で見てしまいました。人生初の胴上げシーン。当日に観戦券をゲット!中日は延長十二回の死闘の末、残念ながら敗れてしまったんですが、巨人のアシストのおかげで胴上げ、優勝インタビュー、優勝セレモニー、フラッグを持っての行進・・・。マジック対象チームのヤクルトが負けて優勝が決まったのを知ったのが災いしたのか、12回の表まで素晴らしいゲームだったんですが力が抜けてしまったんでしょうか。しかし、今日も守備では初回の井端のダイビングキャッチからアレックスのホームへのレーザービームまで敗れたとは言え本当に素晴らしい試合でした。選手も疲れたと思いますが、ファンもぐったりな感じのゲームでした。
 サヨナラの場面で岩瀬に代打を送らなかったり、森にノーアウト一塁の場面で送りバントをさせず強攻策をさせたりと不可解なオレ流采配に多少疑問を感じますが、日本一に向けてまた頑張って欲しいと思います。幸い、監督も選手もリーグ制覇は通過点と思っているようで、しっかりと日本一を見据えているようです。まだ僕は中日の日本一は経験していないのですが、何かやってくれそうな感じです。

中日-ヤクルト観戦記

2004年09月22日 | 生観戦記
 よしよし。またもや4連敗は阻止しました。中日がヤクルトを3-0の完封リレーでで下しました。久々に野球を見に行ったんですが、今日はまさに今シーズンの中日らしい勝ち方。少ない点数を守り逃げ切りました。
 初回から英智選手のダイビングキャッチ!中盤にも井端選手のファインプレーがありました。まさに玄人受けする野球というか、その人たちにしかわからないかも・・・。特に子供たちはちょっと退屈かもしれませんね、こういう野球は。中日先発の山本昌投手は序盤はランナーを出しながらも要所を閉めてなんとか無失点。そうこうしている間にヤクルトの石川投手が耐え切れず5回に2点を失ってしまいました。山本投手は、ランナーを出しても何かおぼろげですが妙な安心感がありました。経験のなせる技なんでしょうか。
 あと今回は守備のときの野手の準備の仕方を見ていたんですが、1球1球すぐ動けるように準備しているように見えたのは中日の井端選手だけでしたね。打者が投手の時はやっていませんでしたが。まあ長いシーズンですからそういうことも体力を消耗しますからね。ピンチのときなどポイントを抑えるようにやっているんでしょうか。井端選手は他のチームの選手から「いやらしくて打ち取りにくい」と評判の選手ですが、実際に見てみると本当にそうでしたね。今日は一度三振してしまいましたが、現在最も三振率が低いバッター。ファウルで粘り、根負けした投手の失投を見逃さずに打つ。今日も先制の2点2塁打を打った殊勲者となりました。
 もう1つ気付いたのはホームチームの攻撃のときはリプレーが出るんですが、ビジターチームの攻撃のときはナゴヤドームではリプレーをしないみたいですね。他の球場も同じような感じなんでしょうか。中日の守備のスーパープレーや三振を取った場面などをリプレーで見たかったのになあ。だから観客のことを考えてのことではないということだよなあ。相手チームの打者にフィードバック情報を与えないようにしているんですかねえ。他球場の情報や理由を知っている方が居れば是非教えてください。

サッカーオリンピック日本代表観戦記

2004年07月15日 | 生観戦記
 たった今豊田スタジアムで行われたサッカーオリンピック日本代表の試合を見てきました。チュニジア代表と対戦した日本代表はアテネオリンピックの選手選考前の最後の試合ということで、非常にモチベーションが高くいい試合をしてくれるのではないかと期待していましたが、あまりそのような気持ちは伝わってこず、結果も残念なものになってしまいました。
 山本監督は試合前にわざと選手にプレッシャーを与えたようですが、先発した当落線上の選手はその期待にはあまりこたえられなかったようです。合宿でたまった疲れのせいなのか、暑さのせいなのか、プレッシャーに負けたせいなのかわかりませんが、前半は全体的にパフォーマンスが良くありませんでした。逆に後半はオリンピックがほとんど内定しているような阿部、田中達、平山選手などが見せ場を作ってくれました。わざわざ召集したオーバーエイジの曽ヶ端選手の個人的なミスから両チーム唯一の得点が生まれたわけですし…。このままでオリンピックに行って大丈夫かなあ。本番でも先発起用が濃厚な曽ヶ端選手がこのミスをプラスにしてくれることを望みます。心配だぁ。