スポーツメンタルトレーナーの小噺

スポーツ心理学、メンタルトレーニングの質問は
mentaltrainer@mouse.livedoor.comへ!

日本シリーズ最終戦、西武完勝で日本一!

2004年10月26日 | 野球小噺
 シリーズ前の予想では中日の4勝3敗との予想でしたが、昨日終わった時点の予想ではやっぱり西武有利でしたかねえ。ともあれプレーオフを含め、短期決戦を全て制した西武が日本一に輝きました。やはり短期決戦の戦いを事前に経験できたことが大きなアドバンテージになったと思います。戦い方のコツみたいなものを掴んでいたのではないでしょうか。
 試合のほうは2回のリナレスの牽制死。3回のドミンゴのボークに佐藤の不運なタイムリー内野安打。ドミンゴは気持ちを切り替えられずにカブレラの2ランで5点取られて勝負あり。結局クリーンアップの破壊力の、怖さの差で中日は敗れたような気がします。昨日から井端選手も何かおかしかったし・・・。日本一は来年の宿題に取っておきましょう。オフはなにやら動きそうですし。
最後にライオンズファンの皆さん、本当におめでとうございます!

日本シリーズ第6戦は西武快勝で最終戦へ

2004年10月24日 | 野球小噺
 日本シリーズ第6戦は松坂と和田の活躍で西武が4-2で快勝!予想通り第7戦までもつれ込みました。
 まあ中日打線としては仕方ない感じでしょうか。キーマンである井端を完璧に抑えられましたからね。それにしても和田のバッティングは素晴らしかった。脱帽ですね。4点目のソロホームランで決まりでした。今日は松坂と和田のたった2人にやられた感じです。ただ落合監督は岡本を再生した上で第7戦に向けて温存したような気がします。井上選手がまたも活躍しましたし、あとは外野の1人が決まってくれればという感じなので、やっぱり福留は痛いかな。とそんなことを言っても仕方ないので、やっぱりシーズン同様、英智に期待!明日もいいゲームを期待しましょう!

日本シリーズ第5戦と・・・

2004年10月23日 | 野球小噺
 うーん、中日の快勝でした。第4戦、第5戦といい形での連勝。これで完全に流れを掴んで中日が非常に有利になったと思います。
 先制点は荒木の好走塁から。追加点はシリーズ男となりつつある青ゴジラこと井上。6回の守りでは井上-荒木-谷繁で本塁を阻止。2点差に縮まった9回には井端の足をちらつかせるアシストから立浪、アレックスの連続ホームラン。そして川上の初戦に続く好投。岩瀬の見事な火消し。もう自分達の野球が完全にできて全く問題なし!一番の功労者は谷繁選手でしょうか。シリーズの打点記録に並ぼうかという勝負強さに、4戦から冴え渡る外角中心、スライダーを上手く使った配球がMVPに最もふさわしいんじゃないでしょうか。落合監督もミスを選手のせいにせず、褒めて褒めてちょっと涙ぐんでましたか?コーチングの論理にも適っていると思います。やっぱりいい監督なのかなあ。
 そして・・・残念ながらまたもや出てきた日本シリーズに水をさす現金授与問題。一場選手も可哀相だとも思いますが、弁解の余地はないと思います。自分も野球界で活躍して、貢献して、それなりのけじめをつけるべきでしょう。はっきり言って逆指名制度が出来てから巨人、横浜、阪神だけが金銭の授与をやったわけではないでしょう。巨人が一番非道そうなのは間違い無さそうですが。もう絶対に自由枠とか無くすべきです。完全ウェーバーにすべきです。折角改革のチャンスなんですから出せる膿は全て出しておくべきだと思います。

日本シリーズ第4戦

2004年10月22日 | 野球小噺
 日本シリーズ第4戦は中日が8-2で快勝!と言ってもその点差は感じられませんでしたが。
 この試合のポイントは2回裏の西武の攻撃、2死満塁でこのシリーズあたっている佐藤が三振した場面でしょう。そして青ゴジラの3ランで勝負あり。第2戦でのファインプレーといい、このシリーズは井上選手がカギとなりそうです。
 投手陣では山井投手の好投が光りました。が、救援陣は岩瀬を除いて今回もピリッとしませんでしたね。でもこれでナゴヤドームに戻ってこれるし中日有利かな!?

日本シリーズ第3戦 天国と地獄

2004年10月20日 | 野球小噺
 地獄から天国。そしてまた地獄に突き落とされる・・・。シリーズ史上初となる満塁ホームランの応酬で、またもやすごい試合となった日本シリーズ第3戦。
 今日もポイントがたくさんありましたね。みんなが挙げるのは落合監督が投手交代を迷った場面でしょう。「代打が出たら行くぞ」と言われていた高橋投手が出てきましたが、結局交代はせず。こういう場面は初めて見ました。マウンドで岡本投手と話したことで気が変わったんでしょうね。結果的には失敗に終わりました。しかし、僕がポイントに挙げたいのは、7回中日1点リードからアレックスのタイムリーで2点差に拡げた後、無死満塁での高橋選手の三振。このあと谷繁選手が中途半端なバッティングでダブルプレー。折角畳み掛けるチャンスだっただけに、更なる追加点でのチャンスの最初のバッターである高橋選手の凡退が痛かった。攻撃の流れが止まりましたし、次のバッターにもプレッシャーがかかる結果となってしまったんではないでしょうか。ここで得点が取れていれば、投手の心理も投手の起用法も変わっていたと思います。
 それでも本当にいい試合でした。相変わらずクリーンアップの抑え方に四苦八苦しており、それに気を取られるあまり、1番バッターの佐藤選手が勢いに乗ってきていますが、まだまだこのままでは終わらないでしょう。「嬉しいときには喜びを表現するのが普通でしょう」と言った伊東監督。舌戦のほうも楽しみです。そして今スポルトで古田選手の解説を聞いていましたが、面白いですね。もつれてナゴヤドームに行けば中日有利のような雰囲気。駆け引きなどの心理戦もも含め、これからも楽しみです。

日本シリーズ第2戦

2004年10月18日 | 野球小噺
 日本シリーズでナゴヤドーム初勝利を飾った我がドラゴンズ!見事な逆転劇で11-6で勝利し、1勝1敗のタイに持ち込みました。いやあ3-6になったときは敗戦も覚悟しましたが、今年のチームは本当に諦めないですね。すばらしい!
 先発は予想通り山本昌と松坂。そして僕が注目していたスタメンは前日にミスをした英智選手と、右バッターのリナレス、渡辺を外し、3人の左バッターを入れてきました。他の選手も先発を外すことによって英智選手の心理的負担は軽減されたんじゃないでしょうか。
 そして3-5で迎えた5回2死満塁のピンチに青ゴジラこと井上選手の超ファインプレーで望みをつなぎました。あれが抜けていれば決まっていたでしょうね。
 松坂投手は打たれた3回と7回の場面では、死球が痛かったですね。ナゴヤドームにはあまり相性が良くないらしくそれも関係したんでしょうか。7回の森野選手への2度目の死球の後は怪訝そうな表情を浮かべており、これで中日の勝利が近づいたと思った直後、谷繁選手が勝ち越しのタイムリー。気持ちで打ったと言っていましたが、キャッチャーらしく冷静に読んで打ったのではないかと思います。なんにせよ、中日のチームリーダーであり、ポイントゲッターである立浪選手が打ったことで中日は勢いに乗りました。
 8回の追加点の場面ではバッターボックスに入る前に落合監督が英智選手になにやら耳打ち。直後タイムリーを打たせる・・・。見事な再生劇。これで日本シリーズはもらった。と言いたい所だったが9回のライトフライの英智の捕り方・・・まだおっかなびっくりでした。それから試合終了後、落合監督と谷繁選手が「もう(残り全勝して)名古屋に戻ってこないかも」といったコメントが西武ナインのカンフル剤にならなければいいが・・・。とにもかくにもいい勝負になること必至!中日が唯一負け越しているヤクルトに似た西武よりもダイエーのほうが組みやすしだったんだけど、第7戦までもつれ込み4勝3敗でオレ流50年ぶりの日本一だ~

日本シリーズ初戦

2004年10月17日 | 野球小噺
 ナゴヤドームでプロ野球の日本シリーズが始まり、西武ライオンズが中日ドラゴンズに先勝しました。
 日本シリーズ初出場の選手たちは大事な試合ということで緊張していたのでしょうか。0-1で迎えた5回2死1,3塁の西武の攻撃中、平凡なライトフライを名手・英智がまさかの落球・・・。あ然。確かにその前の和田が3ベースを打った場面でもエラーにはなりませんでしたが、打球処理を誤っていました。落球した場面でも足が浮つき、捕球のタイミングが合っていませんでした。
 その後、5回の中日の攻撃でダブルプレーと思われたプレーが落合監督の抗議により、判定が覆り、伊東監督は審判団のあいまいなジャッジに猛抗議。49分間の中断という、日本シリーズ史に残る前代未聞のハプニングとなりました。ただ、僕は球場のファンには申し訳ないですが、両者の抗議は当然だと思いますし、このような大きな場面で審判団に公の場でミスを認めさせた伊東監督は、その場では悪役だったかもしれませんが大きなことをやってくれたと思っています。審判団も人間ですからミスをすることもあります。みんなが見ている場でそれを潔く認めさせたことには非常に大きな意義があると思います。これからのミスジャッジの後の対処も変わってくるんではないでしょうか。
 中断後、ここで得点が入れば流れが大きく変わる場面。バッターボックスには英智。ここでミスを帳消しにする活躍が出来るかどうか注目していましたが・・・。結果的に得点は入らず、今回のシリーズでこれから英智が気持ちを切り替えてプレーすることができるかに関して疑問が残りました。オレ流采配は英智を信頼して使い続けるのか、はたまた違う選手を起用してくるのか。見ものです。

ジーコジャパン、最終予選進出決定!

2004年10月14日 | サッカー小噺
 かんぱーい!酒があまり飲めないくせに一人で梅酒で祝杯をあげておりました。いやあ良かった。最終予選よりも難しい試合になると思っていたので、これでワールドカップの出場はまあ間違いないだろうと思います。
 やはりアジアカップの優勝が自信になったんでしょうかねえ。経験を積んで冷静に対処できているような気がしました。が、相変わらず序盤は受身ですねえ。今日のプランがそうならいいんだけど、毎回そんな感じですからねえ。一度最初からペースを握って、序盤で決着をつけるような試合をしてもらいたいです、できるのであれば。特に強豪相手でも同じような立ち上がりになるのは問題だと思います。
 僕の考えでは、起こりうることを想定してプランを立てることなどは事前にイメージトレーニングなどで2/3程度は出来るのではないかと考えています。勿論実際に起こることと違うこともありますが、ある程度の予測はこれまでの経験で可能でしょう。出来ないときの対策も考えておけば慌てずにすみますし・・・。もうちょっと試合毎のプランをしっかり組み立てて、僕らに見せて欲しいなあと思います。ただ、ここまではジーコ監督が意図してきたのかどうかは知りませんが、チームの結束力(凝集性)は高まってきているように思います。あとは戦術・戦略面の強化ですね。ワールドカップまでに2ランクぐらいアップしないと世界とは戦えないと思います。まだ選手起用に疑問が残る点もありますが、選手との信頼関係は築けたようなので、さらに上を目指して頑張れニッポン!

F1・佐藤琢磨、凱旋レースは4位フィニッシュ

2004年10月11日 | その他スポーツの小噺
 F1の日本グランプリが鈴鹿サーキットで行われ、ミハエル、ラルフのシューマッハー兄弟が1・2フィニッシュ!3位にはBAR HONDAのバトン、その同僚の日本の佐藤琢磨選手が4位に入った。この凱旋レースで日本グランプリは当日券の発売が中止されるほどチケットが売れて注目度が高かった。その理由は佐藤琢磨。今年のアメリカグランプリで表彰台に立っており、F1史上で最も日本人選手の表彰台の可能性が高い日本グランプリだったのだ。勿論過去には鈴木亜久里が日本で表彰台に上っているが、実力というよりも運で勝ち取った印象が強い。実力で表彰台を狙える母国グランプリはこれが初めてだったのです。
 台風による順延により史上初の公式予選と決勝の同日開催。鈴鹿を知り尽くした琢磨が晴れのコンディションでのセットアップが決まっていたら・・・。スタートがコースが汚れているイン側じゃなければ・・・。2ストップのバトンと3ストップの琢磨の作戦が入れ替わっていたら・・・。モータースポーツは自分ではコントロールできないものに対して、いかに気持ちを切り替えて臨むかといった点も非常に重要です。前回の目標設定のメンタルトレーニング講義でもコントロールできるものに目標を置くというのが目標設定の原則ですが、いざ実行に移すとなると非常に難しいと思います。レース終了後には悔しさを見せていましたが、やれることはやったという充実感も見せた聡明な琢磨選手。賢くないと一番上にはいけません。やはり以前にも言っていた通りトップになる器だと僕は思っています。

第三回メンタルトレーニング講義:目標設定

2004年10月07日 | メンタルトレーニング講義
 大分間が空いてしまいましたが、久々にメンタルトレーニング講義を再開したいと思います。本日のお題は目標設定。多くのスポーツメンタルトレーニングに関する書籍の中でも始めに取り上げられることが多い話題です。
 第二回メンタルトレーニング講義:メンタルトレーニングの目指す状態の3.意欲に大きく関連することで、どのようにモチベーション、動機付けを高めればいいかに関する答えの1つが目標設定にあると思います。それでは実際に目標設定を行う上でどういうことが重要なのか、どのような点に気をつけたら良いのかを考えてみましょう。次に挙げる五箇条が目標設定における大原則です。

短期的な目標であること
長期的な目標も視野に置きながら、それに繋がるなるべく身近な目標を立てるべきである
挑戦的な目標であること
すぐに達成できるような達成目標にせず成功か失敗か五分五分ぐらいのある程度難易度のある目標に設定すべきである
具体的な目標であること
抽象的な表現ではなく、時には数字などを用いた明確で具体的な目標にすべきである
現実的な目標であること
現実とあまりにもかけ離れた目標ではなく、できるだけ高い目標を掲げながらも実現の可能性がある目標にしなければならない
コントロール可能な目標であること
自分でどうにもならないような対象(相手や自然条件など)を目標にせずに自分で出来ることを目標にすべきである

それぞれの頭文字をとって[たちくけこ]と覚えていただければ・・・ちょっと強引!?
 これらは原則であって、こうしなければならないといったものではありません。例えば、タイムや自分の動きなどを目標にするよりも「相手に勝つ」という目標のほうが良い結果をもたらすことも多いと思います。その選手の性格的にはそういった目標設定のやり方のほうが合っていると思うのであれば、それで構わないと思います。しかしこの五原則は中々使えると思いますよ。何もこれはスポーツに限ったことではなく、ビジネスなどにも勿論当てはまると思います。みなさんにも一度自分の色々な目標を見つめ直していただければと思います。

球界史上最高の安打製造機

2004年10月02日 | 野球小噺
 やっぱりやってくれました!と言ってもそんな簡単に出来ることではなかったんですが。中日ファンの彼も気分を良くしてくれていたでしょうか。ゴジラも言っていましたが、もう「すごい」という言葉しか出てきません。僕らからしてみれば「君もだろっ」と言いたくなるような西武の、日本の若きエースの松坂大輔が「あの人は違う世界にいる」と。もう彼を讃える言葉は残っていないのです。歴代最高の安打製造機であり、史上最高のトップバッターという冠も大げさではなく、世界最高レベルの大リーグで歴代一位となるシーズン最多安打記録を残した実績は、もはや称賛の言葉が無力に感じるほどです。これからも野球の求道者として数々の記録を刻んでいくと思われるわれら日本人の誇り、

その名はイチロー。

中日ドラゴンズ、オレ流でセ界制覇!

2004年10月02日 | 生観戦記
 やりました。生で見てしまいました。人生初の胴上げシーン。当日に観戦券をゲット!中日は延長十二回の死闘の末、残念ながら敗れてしまったんですが、巨人のアシストのおかげで胴上げ、優勝インタビュー、優勝セレモニー、フラッグを持っての行進・・・。マジック対象チームのヤクルトが負けて優勝が決まったのを知ったのが災いしたのか、12回の表まで素晴らしいゲームだったんですが力が抜けてしまったんでしょうか。しかし、今日も守備では初回の井端のダイビングキャッチからアレックスのホームへのレーザービームまで敗れたとは言え本当に素晴らしい試合でした。選手も疲れたと思いますが、ファンもぐったりな感じのゲームでした。
 サヨナラの場面で岩瀬に代打を送らなかったり、森にノーアウト一塁の場面で送りバントをさせず強攻策をさせたりと不可解なオレ流采配に多少疑問を感じますが、日本一に向けてまた頑張って欲しいと思います。幸い、監督も選手もリーグ制覇は通過点と思っているようで、しっかりと日本一を見据えているようです。まだ僕は中日の日本一は経験していないのですが、何かやってくれそうな感じです。