男子ハンマー投げの室伏広治選手がアヌシュ選手のドーピング違反により金メダルに繰り上がった。室伏選手は会見でメダルの裏に書かれたギリシャの古代語の文章を引用し、「金メダルより重要なものがある。本当の真実の中で試合が行われることが、どれだけ大切かと思って引用した」とコメントしました。「1番重要なのは努力し続けることだと思っている」まさにその通りです。この結果が正当なもので、「メダルを直接、表彰台で受け取りたかったのが本音」と残念そうにしていましたが、それはそうでしょう。なにより正当な優勝者が表彰台の場で嬉しさや喜びを表現できず、それらを分かち合えなかったスタッフや観客の皆さんも可哀相です。そして先日の記事で書いたとおり「仲間の1人がこういう結果になって非常にさみしい」とコメントしています。やりきれない気持ちになってしまうでしょうね。しかし、室伏選手の投擲はしっかり金メダルの価値があったのです。
男子マラソンでは36キロ付近で、1人の男がコースに飛び出し、そこまで単独トップを走っていたブラジルのリマ選手を沿道に押し出すという前代未聞のハプニングが起きました。その結果2番手以下の選手に差を大きく詰められ結局最後は2人に抜かれ3位でゴールインしました。1位や2位になった選手は彼らのパフォーマンスに関わらず、その結果にケチをつけるものとなってしまい、このようなことは誰も幸福にしないし、絶対に許されるべきではありません。しかし、素晴らしかったのは当事者のリマ選手。ゴール直前ではジグザグに走りながらヒコーキ・パフォーマンスで笑顔でゴールインしてくれました。誰よりも大きな声援でゴールに迎え入れられました。予想できないハプニングにもかかわらず、また諦めず走り出し、2人の選手に抜かれても最後まで走り抜き笑顔でゴールしてくれた・・・。感動です。これぞスポーツマンです。先ほどの室伏選手が言っていた努力し続けることを体現してくれました。リマ選手は勝者なのです。リマ選手にはそのスポーツマンシップが称えられ特別メダルが与えられるそうです。日本人選手も油谷繁選手が5位、諏訪利成選手が6位とW入賞を果たしてくれました。油谷選手は2度の世界選手権に続き5位という結果で「メダルが欲しかった。また5位かよ」と言っていましたが、世界の舞台で5位という結果は立派なものです。今回のコースはタフだったと思いますが、本当にお疲れ様でした。
この日はレスリングでも井上謙二選手が銅メダルを獲得し、今回のメダル総数は過去最多の37個。また室伏選手の繰上げ金メダルにより過去最多の16個の金メダル獲得という日本選手団の大活躍でオリンピックを終えました。日本選手団の活躍、いろんなことが起きたオリンピック。次回は総集編の予定です。
男子マラソンでは36キロ付近で、1人の男がコースに飛び出し、そこまで単独トップを走っていたブラジルのリマ選手を沿道に押し出すという前代未聞のハプニングが起きました。その結果2番手以下の選手に差を大きく詰められ結局最後は2人に抜かれ3位でゴールインしました。1位や2位になった選手は彼らのパフォーマンスに関わらず、その結果にケチをつけるものとなってしまい、このようなことは誰も幸福にしないし、絶対に許されるべきではありません。しかし、素晴らしかったのは当事者のリマ選手。ゴール直前ではジグザグに走りながらヒコーキ・パフォーマンスで笑顔でゴールインしてくれました。誰よりも大きな声援でゴールに迎え入れられました。予想できないハプニングにもかかわらず、また諦めず走り出し、2人の選手に抜かれても最後まで走り抜き笑顔でゴールしてくれた・・・。感動です。これぞスポーツマンです。先ほどの室伏選手が言っていた努力し続けることを体現してくれました。リマ選手は勝者なのです。リマ選手にはそのスポーツマンシップが称えられ特別メダルが与えられるそうです。日本人選手も油谷繁選手が5位、諏訪利成選手が6位とW入賞を果たしてくれました。油谷選手は2度の世界選手権に続き5位という結果で「メダルが欲しかった。また5位かよ」と言っていましたが、世界の舞台で5位という結果は立派なものです。今回のコースはタフだったと思いますが、本当にお疲れ様でした。
この日はレスリングでも井上謙二選手が銅メダルを獲得し、今回のメダル総数は過去最多の37個。また室伏選手の繰上げ金メダルにより過去最多の16個の金メダル獲得という日本選手団の大活躍でオリンピックを終えました。日本選手団の活躍、いろんなことが起きたオリンピック。次回は総集編の予定です。