スポーツメンタルトレーナーの小噺

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ディープインパクト、桁外れの強さで難なくダービー制覇!

2005年05月30日 | その他スポーツの小噺
 つよっ。そりゃ、あの武豊が空を飛んでるだの、チーターに乗ってるような感じだの言うわけですな。挙句には「感動しています。この馬の強さに」だとさ。また金子真人さんは馬主として史上初めてキングカメハメハとディープインパクトでダービーを連覇しました。両馬ともセレクトセールで勝ったんですね。馬を見る目を教えてもらいたい・・・。
 73.4%と過去最高の単勝支持率に5馬身差という結果で答えたディープインパクト。史上6頭目の無敗の2冠馬はまだ道の半ば。シンボリルドルフ以来史上2頭目の無敗の3冠馬へ視界良好です。

サッカー日本代表、キリンカップで連敗・・・

2005年05月28日 | サッカー小噺
 またやってしまいましたね。あれほど気をつけていたカウンターから失点して学習能力の無さを見せつけました。監督も選手も。もういまさら言うことはあまりないんですが、僕は3バックの真ん中が気に入りません。もっと身体能力が高く激しく当たれ、しかも統率力のある松田選手なんか適任だと思うんですけどねえ。ただメンバーに入っていないのでどうしようもないですが。そして、中沢選手が出ないと高いボールへの弱点を露呈してしまいますね。攻撃面でのマイナスもかなりありますし。あとは遠藤選手なんかは右アウトサイドでも使えるんじゃないでしょうかね。もっとユーティリティ適性のある選手を試しておかないと戦術的に幅がもてません。と、なんだかんだ言っても結局決めるのはジーコ。もうあとは本番で選手が気持ちを入れ直してくれることを祈るだけです。

欧州チャンピオンズリーグ決勝はPK決着!

2005年05月26日 | サッカー小噺
 ヨーロッパのクラブNo.1を決める戦いが日本時間の早朝行われました。ACミランとリヴァプール。場所はトルコ・イスタンブール。赤を基調としたチームカラー同士の対決に熱い国・トルコ。大事な戦いはそれだけで熱気を帯びていました。
 試合は前半開始1分も経たないうちのゴールもあって、なんとミランが前半に3点をリード。しかし後半9分にリヴァプールのキャプテン・ジェラードが決めたところから流れが一変。その後6分で2ゴールを叩き出し同点。やはり勝負は受け手になってはいけません。同点までは完全にリヴァプールの勢いが勝っていましたが、同点になってからはリヴァプールも安心したのか、トーンダウン。サッカーではよくある光景とはいえ、トップレベルでもやはりこういった心理状況に大きく左右されることがわかります。
 そして心理面の話からいけば、それが最も重要視されるであろうPK戦での決着となりました。今度僕もPKについての研究を行いますが、両GKの方略は対照的でしたね。ACミランのジーダはオーソドックスなタイプ。リヴァプールのデュデクはキッカーが蹴る前から大きく身体を動かして揺さぶっていました。どちらが良いとは一概いは言えませんが、デュデクの揺さぶりが上手くはまったんでしょうね。ただカカには完全にやられていましたが。そしてピルロのキックを止めたときは完全にラインより前に出ていましたね。あれはやり直しでも全くおかしくない場面だったので、ミランが何も言わなかったのは意外でしたね。
 それにしてもやはりこういった大事な試合は接戦が多いですね。そして最近の記事通り接戦では赤いユニフォームがやっぱり勝っちゃいました・・・。勿論赤い色は闘争心を燃やしてくれる心理的効果はあるんですが、相手もその色を見て闘争心を燃やすこともありますからねえ。何とも言えないところです。
 僕が応援するアーセナルにもリヴァプールでのジェラードのような精神的支柱がいるとチャンピオンズリーグでの戦いも変わってくると思うんだけどなあ。来期は頑張って欲しい!

キリンカップ・日本対ペルー

2005年05月22日 | サッカー小噺
 あ~~~っ。ロスタイムに失点して0-1で完封負け・・・。最終局面での戦い方と得点力不足。いつもの課題がいつものようにできませんでした。
 戦い方の統一について監督はじめ指導陣は何も言わず、トレーニングもしないんでしょうかね。選手に自主性を持たせるのはわかりますが、ある程度の枠組みは与えてやらないと選手が変わるたびにすべてが変わるようでは非効率ですよね。得点パターンのほうは、なにか試合前の合宿で練習していたみたいですね。サイドチェンジを意識したものだったみたいです。今日はガンバ大阪ユース―ガンバ大阪ラインの同年代トリオ・大黒、稲本、遠藤で一度良い連携を見せていました。攻撃陣には鹿島アントラーズの鈴木、小笠原、本山のトリオも上手く使えたら良いですね。あとはあまり一緒にやっていない海外組も多く合流するわけですからコミュニケーションがやはり重要になってくるでしょう。日本の選手には突出した選手が数多くいるわけではなく、一定水準以上の選手が平均的に数多くいるので相手によって選手を代えるのも有効じゃないですかね。
 とにもかくにも本番じゃなくて良かった・・・。本番に万全の準備ができるように今日の敗戦を糧にして欲しいですね。

初めて株を買った・・・

2005年05月19日 | その他
 スポーツとは全く関係ないんですが、生まれて初めて株を買いました。いやちょっと関係あるかな、シャラポワの例もあるし。シャラポワが使っているラケットを日本で取り扱っているダイワ精工という会社の株がブームの際は上がっていましたしね。
 日本の金利は本当に低いですから、自分で責任を負って金利を上げようと思いまして。僕はなんの本も買ってませんし、インターネット上でちょっと調べただけですが、少しずつ株が面白いなと思い始めまして、やってみた次第です。一日で売買するデイトレードなんかをやる気は全く無く、ある程度の期間保有する形になると思いますが、買った銘柄の値動きが気になりますねえ。いろいろ値上がりしそうな銘柄を考えるのも楽しいし、ちょっと生活にハリが出た感じです。
 それから株の値動きというのも市場心理というものに大きく左右されるようです。そういう意味ではちょっと専門家のはずなので、もうちょっと勉強してわかってくればもっと面白いんでしょうねえ。まああまり損しない程度に楽しみたいと思います。

交流戦・中日対ソフトバンク

2005年05月15日 | 生観戦記
 念願の交流戦を見てまいりました。結果は4連敗を止める中日・井端の自身初のサヨナラヒットで劇的勝利!ソフトバンクの和田が7回1失点の好投、中日の山井も序盤に2点を取られましたが、徐々に調子を上げ7回2失点の好投という投手戦でした。
 試合のターニングポイントは7回の中日・福留のライトへの大きな当たりをめぐる審判団の判断でしょう。僕はバックネット裏やや3塁側のパノラマ席から観戦していたんですが、ホームランに見えました。が、スポーツニュースで見るとホームランじゃありませんでしたね。それともう一つ、好投の和田に代えて8回からソフトバンクが投手を代えたことです。和田投手は、特に初めての対戦ではボールの出所が見にくく、タイミングが取りにくい投手で、中日の打線も甘い球も結構打ち損じていました。ですので、この交代で中日の打者が「よかった」と思ったのは事実。また後を継いだ岡本投手も和田投手の好投を受けての登板だっただけにプレッシャーを感じていたかもしれません。この交代が両軍に大きな心理的変化をもたらしたように思います。まだまだ和田投手はいけそうに見えたんですが限界だったんでしょうかね。
 それから6回のソフトバンクの攻撃で、二塁手の荒木がダブルプレーを阻止しようとした一塁走者ズレータのタックルを右ひざに受けた場面。落合監督は「ラフプレーだろう! 退場じゃないのか!」と審判団につめより、判定を覆させ、結果、両者をアウトにしました。僕は野球を見ていてこのような判断になったのを初めて見ましたので非常に驚きました。今までそういう判定はあったのかなあ。とにもかくにも貴重な体験をさせてもらいました。さらにここで落合監督はズレータの退場を求め続け、審判団に心理的プレッシャーを与えた結果が7回の疑惑のホームランに繋がったのかもしれません。だとしたら、落合監督はめちゃくちゃしたたかですねえ。というわけで落合監督・脚本・主役のドラマはめでたしめでたしで終わりでした。

高橋尚子、小出監督から独立

2005年05月11日 | その他スポーツの小噺
 シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子が、恩師の小出義雄代表との決別を発表しました。高橋選手は「自分の競技人生はあと2、3年。最後は断がい絶壁の環境で、100%自己責任で、自分を奮い立たせたかった」「監督のおかげ、監督のせい…。いつも温かい戻る場所がある。甘えがあった」として、今まで小出代表に依存していた「心の甘さ」を排除して、自分の力だけでどこまでできるかということに挑戦するということのようです。
 僕は高橋選手がここまでの選手になったのは小出監督の指導力の賜物だと思いますし、実際のレースでも結果を出し続けることができたのは小出監督へのゆるぎない絶対的な信頼があったからだと思っています。多くのアスリートは、自分への信頼、自分を信じること=自信によって競技成績が大きく変化してくると思いますが、この点、高橋選手は自分というよりも小出代表という人に信仰に近い絶対的な信頼をよせて、自信に変えていたように思っています。選手生活も最終盤にかかった高橋選手が退路を断ち、強い決意で独立した今後を興味深く見守りたいと思います。

プロ野球交流戦での心理的変化

2005年05月07日 | 野球小噺
 プロ野球改革元年の目玉とも言えるセ・リーグ球団とパ・リーグ球団の史上初の交流戦が実現しました。いつも戦っている相手とは違う相手と戦うということで色々微妙に心理面にも影響したようですね。オリックスと戦った中日の川上投手は「パ・リーグの選手は僕のことをあまり嫌がっていなかった」と発言し、いつものセ・リーグの球団との戦いでは、すでに戦う前から心理的に優位にたっているといるということを示唆しました。逆に、そういう先入観を持たず、無心で戦ってくる相手はちょっと・・・ということでしょう。中日と同じくリーグトップを走るロッテの守護神・小林雅も横浜相手に今季初の救援失敗をしてしまいました。勿論雨の影響もあると思いますが、横浜打線が難しく考えず、無心で向かっていったのも事実。サヨナラヒットを打った村田選手も「併殺でも良いから直球を思いっきり振ろう」とだけ考え、いい結果に結びついています。
 中日と戦ったオリックス、日本ハムと戦った阪神は、レギュラーの捕手に代え、過去に対戦相手球団に所属したことのある捕手を起用して共に見事に勝利しました。おそらく大半の捕手は初戦ということもあり、打者の得意・不得意な球種・コースなど様子を見ていたということもあったでしょう。また、自軍の投手のいいところを引き出そうというリードが多かったんじゃないかと予想できます。それとは逆に、オリックスと阪神は、捕手の頭の中に対戦相手のデータが入っており、それぞれ中日を0点、日本ハムを2点に抑えるという普段のリーグ戦と変わらない勝負にこだわったリードができ、成功したのではないかと思います。対戦相手の打者に「知られている」という怖さも与えたかもしれません。
 両リーグの首位球団が破れ、全体的にまだ様子見の様相が強かった交流戦初戦でしたが、まだまだこれから。オールスターや日本シリーズ以外では見られなかった個人の戦いに加え、チームとしてどう交流戦の戦いが変わっていくかも楽しみです。

150回目のゴンゴール!

2005年05月03日 | サッカー小噺
 先日ジュビロ磐田の中山雅史選手がJリーグ通算150ゴールを達成しました。勿論現在のJリーグ通算トップの前人未到の記録です。まだJリーグができる前のゴールと合わせれば、なんと200ゴール!中山選手は自分自身でへたくそだと言い、37歳の今も向上心を持ち続けていることが本当に素晴らしいです。それを補って余りある情熱、闘志がこちらにも、おそらくは味方の選手や相手の選手にも伝わっている僕がJリーグで一番好きな選手です。一人ででも最後まで決して諦めずにボールを奪いに行く姿勢、怪我を恐れずにゴールをがむしゃらに目指す姿勢に、本当に感動させてもらって、いつも涙が出そうになります。いや、実際に出てる場合が多いかも・・・。
 先日まで所属のジュビロではスタメンを飾ることが少なかったんですが、やはりピッチで与える影響は非常に大きいと思います。山本監督も無理に世代交代しないほうがいいと思いますがねえ。これからも1つ1つコツコツと中山選手らしくゴールを積み上げていってもらいたいです。まだまだゴンゴールが見たい!!!