スポーツメンタルトレーナーの小噺

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ゼロックススーパー杯はまたもPK決着

2005年02月27日 | サッカー小噺
 昨年のJリーグ王者と天皇杯王者が対戦するゼロックススーパー杯が行われ、東京ヴェルディが横浜Fマリノスを下しました。今期を占う意味でも注目された試合ですが、日本代表の久保や松田らを欠いた横浜は中盤を支配されヴェルディの元ブラジル代表で昨年のブラジル選手権得点王の新加入FWワシントンに2点を許しました。久々に本物を感じさせるプレーは今後も期待を抱かせます。
 プレシーズンマッチの延長線上にあるようなこの大会の意義が問われる中、1つ思ったのは賞金額は多いと思うんですが、勝者と敗者の差が少ないんじゃないかということです。勝者が3000万、敗者が2000万。同じ総額でも4000万と1000万に分ければ、もっと激しい真剣なプレーが観られるんではないかと思います。
 今期からJリーグは18チーム、1シーズン制に新しく生まれ変わりますが、上記の2チームにジュビロ、レッズ、アントラーズなど、どこが優勝してもおかしくない争いが楽しめそうです。

新しい壁の出現に期待

2005年02月24日 | 野球小噺
 大リーグでもキャンプが始まり、昨年大リーグの最多安打を記録したマリナーズのイチロー選手もキャンプインしました。報道陣とのやり取りで「もうすでにイチローを追いかける僕はいないですから」と答えたイチロー選手。そこまでの記録を出した過去の自分を追いかけることはせず、今自分のやるべきことをやるだけだという気持ちの切り替えができているということでしょう。そして、「新しい壁が現れてくれることを期待します」とも話しました。もう自分で目標を設定するような次元ではなく、自分でも予想以上のことが昨年できたという自信の表れでしょうか。しかし、イチローに立ちはだかる壁は今年何があるんでしょうね。4割ぐらいしか思いつきません。他に僕らの予想以上の壁が立ちはだかってくるんでしょうか。今年も期待しましょう!

名古屋グランパス対ヴィッセル神戸

2005年02月17日 | 生観戦記
 昨日、名古屋グランパスとヴィッセル神戸の練習試合を見に行ってきました。グランパスには北朝鮮代表の安に高校選手権で活躍した本田、ヴィッセルにはカズとアツの三浦コンビがいて注目されているみたいで、報道陣も結構集まっていました。前半は両チームとも主力組で、1-0で折り返し。後半はグランパスはほとんど選手を入れ替えて2軍メンバーで、ヴィッセルも1軍半といったメンバー構成で1点ずつを取り合いました。グランパスは今期からシステムが4-4-2になる模様。オフェンシブハーフに中村と本田、ボランチには北朝鮮代表の安、右サイドバックに山口が入っていました。4バックは福岡から増川が入り、古賀とセンターを組んでいましたが、攻められる時間も少なくまだ評価は先という感じでしょうか。中村、クライトンはさすがという感じ。安もフィジカルの強いところを見せていました。心強い戦力になりそうです。注目の本田はたまに輝くときもありましたが、多くの時間消えていたという印象です。しかし、高卒でいきなり先発組に抜擢されているのもうなずけるのが、先輩選手たちに「要求」していたことです。生意気にも取られるかもしれませんが、要求しないと周りが特徴をわかってくれませんし、自分の力も出せません。プロである以上必要なことです。それがまだ高校を卒業していない選手ができることに感心させられました。彼は必ずいい選手になってくれると思います。

W杯女子ゴルフ・日本が初代世界チャンピオン!

2005年02月14日 | その他スポーツの小噺
 あぁ、見ようと思っていたのに今季初スノボの疲れに勝てず、寝てしまいました。南アフリカで行われたW杯女子ゴルフで宮里藍と北田瑠衣の日本ペアが、通算3アンダーで初優勝を飾りました。北田が崩れる中、宮里は全選手中トップスコアの67でまわり、見事にカバーしました。宮里選手は北田選手を励ましていたようですし、本当に精神的に余裕を持って戦えていたんですね。今年はアメリカ女子ツアーに参戦するようですが、大きな自信も得たことですし、活躍してくれそうです。
 この大会で、日本女子競技選手の強さを改めて感じましたし、これから日本女子ゴルフ界はますます盛り上がっていくのを確信しました。日本女子は元気だなあ。それにしてもメンタル面が重要だと思われているゴルフ競技の大きな大会を見逃してしまったのが残念だぁ。

W杯アジア最終予選初戦に辛くも勝利

2005年02月10日 | サッカー小噺
 本当に危なかったですねえ。はあ、疲れたあ。何かと世間を騒がせた北朝鮮戦に辛くも後半ロスタイムの大黒のゴールで2-1で勝利しました。
 戦前の予想が当たってしまい、日本は自分達の本来のパフォーマンスを出すことができず苦戦しました。前半4分に先制するという最高のゲームプランにもかかわらず・・・。要因は2つ挙げられると思います。1つは、過緊張と過興奮の選手がいたこと。緊張しすぎたり、興奮しすぎたりしてボールを蹴る方向や力量調整が上手くいっていない選手が見られました。もう1つは選手間の意識のずれ。いつも通りの試合をしようとしている選手と初戦だから安全に行こうという選手の間でクリアやパス交換の場面で意識のずれを感じました。ここが統一されていれば、もっと楽に勝てたはずです。あのキーパーから2点だけとは・・・。あとあと得失点差が響かなければいいですが。
 前回に指摘したとおり、やはり鈴木選手は機能しませんでした。今回は相手とだいぶ能力差があったわけですから、前を向いてボールをもつ機会が増えると想定されるわけで、もっと自分から仕掛けられる選手を先発させていたほうがよかったですね。中村選手も投入されたときに4バックになった戦術に戸惑ったみたいですし。選手の能力におんぶにだっこという感じです。この辺にジーコの戦略・戦術面の拙さが現れているような気がします。
 ともあれ無事に勝ち点3を獲得したことは評価して良いでしょう。大黒様ありがとう!そして川渕さんも言っていましたが、このような状況の中、在日選手の二人は紳士的で友好的な態度を見せてくれたことに深く頭が下がる思いです。次はアウェーのイラン戦。アレックスと田中が出られませんが、層の厚さはあるので大丈夫でしょう。この苦戦がいい薬になることを願います。

東レパンパシフィックテニスでシャラポワが初優勝!

2005年02月06日 | その他スポーツの小噺
 日本を騒がせているあのシャラポワが日本で行われた東レパンパシフィックテニスで初優勝を飾りました。17歳とは思えぬ美貌に世界ランキング3位となる実力。素晴らしいです。世界ランキング1位のダベンポートにはこれで通算2勝0敗。今年のグランドスラムも期待できそうです。なにより異例の単独でのフォトセッションをこなすほどの注目を集める中、しっかりと結果を出すあたりスターですね。そして、1位のダベンポートに挑戦する立場だとは言え、弱気になりがちな場面でもしっかり攻めの姿勢を貫いたあたりに非凡さを感じます。まああんまり17歳をスター扱いしちゃうのもどうかと思いますが、そのあたりも心配なさそう。これからの活躍も期待しましょう!

北朝鮮戦前の最後の試合

2005年02月03日 | サッカー小噺
 アジア最終予選初戦・北朝鮮戦前の最後の試合で日本はシリアを3-0で降しました。途中から相手は退場者を出し10人になってしまったので結果については何もいえませんが、ミスからカウンターを食らう場面が何度か見られました。本番ではきっちり修正して欲しいですね。1点目、2点目ともにサイドからのクロスを得点に結びつけました。人数をかけて守られてもサイドからなら相手とボールを同じ視野に入れるのが難しくなるので得点の確率は上がりますよね。練習どおりのサイド攻撃ができていました。あとはクロスとシュートの精度でしょう。加地のクロスは微妙でしたが、遠藤のクロスは正確でしたね、カザフスタン戦に続いて。3バックなら右サイドで試して欲しいなあ。しかし、ジーコはアレックス以外はあまり選手を動かさないなあ。あんまり選手を試すということはしないようですね。まあ色々考えがあるんだとは思いますが、交代枠もあまり使わないし。FWでは鈴木は厳しい相手だと身体を張ってファウルをもらうのが上手いので生きてくると思うんですが、足元でボールをもらっても何もできないのはちょっときついかなと感じます。今回はどうでしょう。DFでは宮本は頭を使って人を動かしたり、予測を持ってカバーリングをしたりとあの身体能力でよくやっていますが、いかんせん1対1が弱すぎるという印象です。スピードやテクニックのある選手がそろう本戦では厳しいんじゃないかと・・・。シリア戦でもスコーンと抜かれていたし。
 今日メンバー発表がありましたが、稲本は呼ばれませんでしたね。福西と遠藤と小笠原のセットでバランスが取れていたんですが、中村が戻ってきてどういう中盤をジーコが構成するんですかね。福西が先発することだけは確実ですね。あとの二人はどの組み合わせも可能性があるので楽しみに待ちましょう。まあ、それほど北朝鮮は強敵ではないと思うので3-0ぐらいで勝っておきましょう。