銀の人魚の海

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メガバンク銀行員ぐだぐだ日記

2023-11-25 | 本、雑誌

22年10月刊。シリーズもので売れている。

三五館シンシャ。目黒冬弥著。

シリーズ10冊くらい読んだ。予約でやっときた。

現役銀行員、50代、元、富士銀行、今はみずほ銀行。

現役なので、ばれたら大変。

仮名、脚色もあると初めにことわり書きがある。

バンカーの仕事は相当厳しいと知ってはいた。

ここまでとは・・入社から、もう30年前の銀行環境から。

昔は、どこも多少はあっただろう。今もブラックはある。

金融なので5年以内の転勤、生保はもっと短い社もある。

何と言っても上司などのパワハラがすごい。

保守的、昭和時代以前のことのよう。

結婚式も銀行側が決めるような感じ。

式はしないといけない。仲人は支店長。(笑)

みずほは3つの銀行が2002年合併してできた。

システム障害がその後も2回くらいあり、

その時の対応も細かくある。

東日本大震災後の停電での処理。

目黒は初めは営業だった。埼玉が実家か・・

この辺りも詳しくはない。

宮崎、大阪、神奈川、埼玉など転勤を繰り返す。

怒りで缶コーヒーを投げつけられたこともある。

スーツにシミができネクタイをつかまれ、ねじりあげられた。

それでも抵抗できない。

完全に暴力。言葉もひどい「これからずっと苦しめばいい」

ヤクザみたい。

残業に関して。同じ支店でも課により違う。

残業代をどうするか?ログイン、アウトの修正をといわれる。

ログアウト時間からサービス残業、10万しかつかない。

他の課は200万ついたなど、めちゃくちゃ。

どうなっているの?と読んでいて感じる。

ある若い男性、部下のような存在。証券会社から転職で仕事ができた。

目黒の印鑑(1つしか登録できない)がいつもの場所にない。

どこを探しても?仕方がなく防犯カメラをみたら、

その男性が盗む姿が写っていた。

上司に言うと、彼はその前に、目黒の印鑑が落ちていたと

上司に届けていた。

上司からは、無断でカメラをみた!誰の許可をとったんだと

キツク言われた。

印鑑事件は盗みではなく、落とした、ことで終わった。

犯罪でもある。この若い男性は出世のトップコースに乘った。

目黒は営業職から事務職へ移動になり、

完全に出世コースからはずれた。

定年は55歳、どこかへ出向などとなる。

これは知っていた。幹部になるのはごく一部だけ。

お給料は一般とほぼ同じだが、ボーナスが高額なはず。

銀行員、3人しっている。今はどうなのか?

女性は、ある意味では鈍感、強くなければこの仕事にはつけない。

一人、女性は入社1年でメンタルを病み、その後転職した。

~人のお金を扱い、手数料で稼ぐ。

良い商品と勧め、それが元本割れしても知らん顔。

これができないと仕事にならない。15時閉め日に1円違っても

深夜まで残業になる。

目黒は嫌なことも多かったが、中には優しい、行員、お客もいたと

書いている。それが救いか~



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