22年10月刊。シリーズもので売れている。
三五館シンシャ。目黒冬弥著。
シリーズ10冊くらい読んだ。予約でやっときた。
現役銀行員、50代、元、富士銀行、今はみずほ銀行。
現役なので、ばれたら大変。
仮名、脚色もあると初めにことわり書きがある。
バンカーの仕事は相当厳しいと知ってはいた。
ここまでとは・・入社から、もう30年前の銀行環境から。
昔は、どこも多少はあっただろう。今もブラックはある。
金融なので5年以内の転勤、生保はもっと短い社もある。
何と言っても上司などのパワハラがすごい。
保守的、昭和時代以前のことのよう。
結婚式も銀行側が決めるような感じ。
式はしないといけない。仲人は支店長。(笑)
みずほは3つの銀行が2002年合併してできた。
システム障害がその後も2回くらいあり、
その時の対応も細かくある。
東日本大震災後の停電での処理。
目黒は初めは営業だった。埼玉が実家か・・
この辺りも詳しくはない。
宮崎、大阪、神奈川、埼玉など転勤を繰り返す。
怒りで缶コーヒーを投げつけられたこともある。
スーツにシミができネクタイをつかまれ、ねじりあげられた。
それでも抵抗できない。
完全に暴力。言葉もひどい「これからずっと苦しめばいい」
ヤクザみたい。
残業に関して。同じ支店でも課により違う。
残業代をどうするか?ログイン、アウトの修正をといわれる。
ログアウト時間からサービス残業、10万しかつかない。
他の課は200万ついたなど、めちゃくちゃ。
どうなっているの?と読んでいて感じる。
ある若い男性、部下のような存在。証券会社から転職で仕事ができた。
目黒の印鑑(1つしか登録できない)がいつもの場所にない。
どこを探しても?仕方がなく防犯カメラをみたら、
その男性が盗む姿が写っていた。
上司に言うと、彼はその前に、目黒の印鑑が落ちていたと
上司に届けていた。
上司からは、無断でカメラをみた!誰の許可をとったんだと
キツク言われた。
印鑑事件は盗みではなく、落とした、ことで終わった。
犯罪でもある。この若い男性は出世のトップコースに乘った。
目黒は営業職から事務職へ移動になり、
完全に出世コースからはずれた。
定年は55歳、どこかへ出向などとなる。
これは知っていた。幹部になるのはごく一部だけ。
お給料は一般とほぼ同じだが、ボーナスが高額なはず。
銀行員、3人しっている。今はどうなのか?
女性は、ある意味では鈍感、強くなければこの仕事にはつけない。
一人、女性は入社1年でメンタルを病み、その後転職した。
~人のお金を扱い、手数料で稼ぐ。
良い商品と勧め、それが元本割れしても知らん顔。
これができないと仕事にならない。15時閉め日に1円違っても
深夜まで残業になる。
目黒は嫌なことも多かったが、中には優しい、行員、お客もいたと
書いている。それが救いか~
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