斎藤幸平著。22年刊。角川。初めて読む著者、87年生まれ、東大大学院准教授、
36歳。東大は理系で入り秋に中退。米の大学へ、
最終学歴はドイツの大学で哲学博士号取得。
「人新世の資本論」じんしんせい、と読む?21年新書大賞受賞。
専門は経済社会思想。その他ドイツで賞を受賞。妻、子供二人。
長いタイトルからもわかるが読みやすい。毎日新聞連載を加筆。
これまでの視点から角度を変え、現状を見ようとする内容。
学者は現場をしらない、机上で考えているだけ、なので現場へ出よう!
〇ウーバーは2011年米サンフランシスコで開業。私は利用なし。使っている人多い。
近くでもよく見る。
10代の頃、日雇いの仕事をした経験があると。
ウーバーは好きな時間にでき快適。現金受け渡しなし、便利。でも刹那的。
慣れればサイクリング気分。でも4時間9件で3750円。多くはなく安定はしない稼ぎ。
〇あつ森、をする
初めは良かったが、だんだんと、平等で公平な社会はなくなる。
プレイ権力が増大する。全体主義的な快楽、なので島住民を移住させる前にゲームを閉じた。
~このゲーム名前だけしかしらない。
〇21年2度目の東京五輪。私は64年五輪時、国立競技場近くに在住、
様子は覚えている。小学生だった。
五輪施設建設で強制移住の方がいたことを、今でも記憶している。
21年も同じことがを初めてしった。都営霞ヶ丘アパートにいた、Kさん89歳、
手に障害があり一人暮らし、移住が決まり、一人なので都営の狭い部屋になった。
狭いと障害のため暮らしにくい。保証金はわずか17万円。3兆もかけた五輪。
これはドキュメント映画になっている「東京オリンピック2017 霞ヶ丘アパート」
Kさんんが節約のため、リヤカーで引っ越し荷物を引き、
新しいアパートへのシーンがある。5年経過し、長い友人ともバラバラになった。
89年から28年住んだ地域から高齢で移住。64年と同じような事が起きていた。
五輪のための開発でなく、開発のための口実、とある学者はいう。
〇男性メイクを考える
1時間かけプロにメイクしてもらった。ゲイのメイクアップアーティスト。
昔はゲイを隠していた。メイクで自分が変われる・・米でわかった。
誰でも好きにしていい。メイクもそう。
著者はメイクで少し自信がついた?でも毎日、すべては面倒。
~今、男性メイクはトレンド、これはメイク会社作戦?
〇昆虫食
無印良品が20年コオロギせんべいを販売、即日完売だった!
徳島大初のコオロギベンチャー企業、コオロギ養殖をする。
メスは月に千個の卵をうみ、1か月で成虫。効率がよい昆虫。
牛と比較すると、水、穀物がとても少なくてすむ。それをアフリカに輸出の声は、
よくない思考。日本が食べない虫で輸出はエコではない。押しつけ。
エコとコオロギの関係は?おいしいコオロギ食はできるのか?
〇エコファッションを考える
日に最大100トンの服を途上国に買い取ってもらい
ごみを商品として売ってもらう。
投げ売りで安くに買ったものは捨てられる。
アパレルはトレンドで、似た服をシーズンごとに売り出す。広告費はあがる。
神戸で値は高いが、長く着られる服を作るMさん。
リサイクルされないものが持続可能ですと語る。
~アパレル広告を見ると、一般人が買うの?似たような高額商品もある。
ほんの一部の人だけが買う商品。逆に安い服は多数かい、捨てられる。
〇レッツ!脱プラ生活、
これは聴いただけで、無理そうと。実行するととても大変。
子供がいるのでオムツ、食品、文具などすべてにプラが関わる。
先日読んだ「お金にたよらず生きたい君へ」のような生活をすれば、少しは可能か~
一人ならしやすい。市販品は、なんでも包装されている。
外国は野菜1個で買えるが日本は、たまにあるか・・あまりない。
野菜、果物をばら売りできない農協の方法?を改善してほしい。
袋詰めの方がもうかるから?日本は見かけ、形を気にするからか・・
脱プラは現実はしにくい。
〇あとがき、ここは少し専門的に書かれている。
「男性優位がデフォルト社会で、
社会に対する現状維持を無意識のうちに望むあまり、
想像力欠乏症に陥っている人を、私はおっさんと呼びたい。」
女性が著者。新書「おっさんの壁」からの一説。
斎藤は耳が痛いと。男性、東京出身、高学歴、准教授から見れば、
多分に恩恵を受けている。マルクスを読んでいるからといって社会を批判すれば、
ますますおっさんになる。コモンの可能性を見出すには~
斎藤は自分の経歴、出自、職業を理解した上で、かく。自覚がある。
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