孤独という病 池田清彦

生物学者の本。宝島新書、22年刊。タイトルには、孤独、とあるが、

生物学的見地からの孤独、生きることを書いた本。色々な動物の話がたのしい。

もう７０代、こういう風に生きられるといいね。ネコがそうだって・・

〇人生の意味を考えるから孤独になる。正解を見つけない。

生きている事実だけを受け入れる。

日本人は農耕民族、欧米人は狩猟民族の大嘘。最近の研究で判明した。

ゾウアザラシ、遺伝子解析でメスが生んだ子の半分は、強いオスの子ではなく、

弱いオスの子だった。こっそり交尾している。(^^)/

人間も既婚の妻の子の１５％は夫の子ではないデータがある。

動物は遺伝子を残すために交尾する。群れで自分の子ではない子を

殺してしまうことがある。

日本の教育は「みんなと同じじゃなくていい」にしないといけない。

集団主義教育が合った時代もあったが、今はそれではよくない。

「意味という病」から抜け出そう。意味を考えない。何でも意味を追求しない。