10年、カナダ、仏。再見。ドゥニ・ヴィルヌーブ監督。67年カナダ生まれ。
この監督、初めては昔カナダ映画祭での「渦」良かったので、
気になる監督になった。カナダ映画は独特の感性がある。
初見では物語性に引き込まれ、ミステリアス、衝撃が大きく、それで感想は・・に。
2回目、忘れている事もあり、しっかり冷静に見た。長いがみて損はしない。
わかりにくい物語。
ひたすら暗く重い。調べたら原作があり、レバノン劇作家の本。
これを映画化する監督の気持ちが、わからない。観客にショックをあたえたい?
女性ならしないだろう。備忘録として書いておく。
〇物語に無理があり、無理と偶然が重なりすぎている。いくら映画でもそれはない。
人物の行動は描かれているが、精神、心理面がわからない。
〇カナダからベイルートへ亡き母の遺言を見に来た双子の男女。
父母共(のちに判明)にアラブ系の双子なのに息子役が白人はおかしい。
〇母ナワルは、キリスト教。村でムスリムの男と交際、妊娠し駆け落ちしようとす
る。ばれて男はすぐ殺害。ナワルは子供を生み、子供は祖母に育てられるが・・
母の一族はこの行動で不幸になったと周りの人はいう。それは話したくない事だと。
母は宗教の戒律をおかし交際妊娠、その後伯父のすすめで町へ。
大学では政治系新聞を発行、家庭教師宅でバイト。
産んだ息子を一人で懸命に探すが殺されたか?
復讐のため黒幕の男を射殺。簡単に言えばテロリスト過激派になる。
ここまでの心理変遷がわからない。女子大生が銃を簡単に撃てるのか・・
山上みたい(^^)/
〇ナワルは捕まり収容所に15年入る、拷問されるが口はわらない。
歌う女と言われる。拷問プロにレイプされ、妊娠。
このシーン、二人の年齢推測、ナワルは40歳、男は20歳以下だろう。
俳優の年令が合わない。そう見えない。ここはポイントシーンなのに。
〇カナダのプールで偶然見つけた足の印。男はアラブ系でなく白人。
ここでも人物、俳優が物語とあっていない。カナダであまりに偶然過ぎる出会い。
〇ナワルは病気になり勤務していた社長に遺言をたくす。これは復讐か?
双子に自分たちの兄と父を探さないと、お墓に私の名を入れないでほしいという。
父は、昔、村で死んだのではないか・・?
監督が男性、子供を産んだことがないから?原作でもそうか・・
重い重い秘密をとことんまで、さぐろうとする母の心理は異常かもしれない。
母ナワル1949年生まれ09年死。父と兄を双子はみつけ、お墓に名が刻まれる。
〇ラストシーンはあれだけ?あの男性はどんな心理状態になるのか・・
〇レバノンでの60年代頃からの内戦、イスラム対キリストを知るとわかりやすい。
〇章に分かれている。大きな赤い文字で。
間違いもあるかもしれないが、一応。名前、町名など
双子、シモン、ナワル ダレシュ、南部、デレッサ、クファリアット、歌う女
ニハド、シャムセディン
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