03年文庫化。講談社文庫。
エッセイ集。といっても吉村の歴史小説の取材方法などが多い。
ガンになり転移し06年、最後は自分で点滴を抜き亡くなった。
家族の事も色々。彼の小説は、昔1冊読んだか・・
記憶にない。エッセイも共感できないものもあった。
健康診断を信じている。ガンもこれで発見され、再発している。
何かを信じてしまう感じがあった。
歴史小説が多く、取材方法はとても緻密。
西日暮里生まれ、父は製造業経営者で、
当時としてはわりに裕福だったと思う。
37歳まで繊維会社のサラリーマンをしつつ、同人誌などに書いていた。
多数著作はあるが、芥川賞は候補まで、とれなかった。
その悔しさも書かれている。
妻、津村節子も作家、芥川を受賞。おしどり夫婦作家。
家族は「漂流」はおもしろかったといった。
中に、英の古い作家、ギッシングのことが。
次に短編集を借りる予定。
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