HonuのMacDogMusic部屋

Macと愛犬と音楽を連れづれに

John Lennon -Happy Xmas (War Is Over)

2016年12月24日 | 音楽

今年もXmasがやってきましたが、この曲メッセージの意義は衰えるどころか、残念ながらますます高まっています。このPVはJohnの死後DVD版になった際に、以前の合唱隊をバックにいかにもクリスマスソングというものから変更されました。最初は愚かにも”YOKOさんやりすぎだよ”と思ってしまいました・・An eye for an eye will make us all blind. -Mahatma ghandi

※泉谷しげると共演している王様の直訳ロック版も素晴らしいです。

幸せなクリスマス(戦争は終わった)

今宵はクリスマス
お元気ですか?
一年が終わり
新年が始まった

今宵はクリスマス
楽しんで下さい
親しい仲間たちと 
世代を超えて

楽しいクリスマス 
明けましておめでとう
素敵な一年に 
何の恐れもない

今宵はクリスマス 
弱者にも強者にも
貧富の差は関係ない
世界はまだ間違ってる

幸せなクリスマス 
人種を超えて
肌の色も関係なく 
争いはやめにして

楽しいクリスマス
明けましておめでとう
素敵な一年に
何の恐れもない

今宵はクリスマス 
お元気ですか? 
一年が終わり 
新年が始まった

幸せなクリスマス 
楽しんで下さい
親しい仲間たちと 
世代を超えて

楽しいクリスマス
明けましておめでとう
素敵な一年に
何の恐れもない

戦争は終わる 
みんなの力で
戦争は終わる
いますぐ

幸せなクリスマス!
幸せなクリスマス!

 

時代は戻る:YMO武道館バカヤロー事件80.4.23

2016年10月16日 | 音楽

承前。
 ディラン氏のフォークロック転換事件を期せずして彷彿させる事件がありました。スネークマンショーの写楽祭で目玉のYMOがフォークトリオ・スタイルで中国女、花はどこへいった、Greenback Dollarを演奏、さらに教授が女装でラヴェルを弾いた。
 テクノ音楽を期待した観客が怒りに打ち震え暴動寸前に。
そこで教授が激おこ!「うるせーぞ、このヤロー!・・」(女装のままで)。その後テクノ演奏する逆パターンという何ともシュールな事件でした。

(イエロー・キングストン・トリオ)

(One More YMO:バカヤロー音源&Greenback Dollar聴けます。)

 さて、ノーベル賞受賞にノーコメントを貫いているディラン氏ですが、1991グラミー賞「特別功労賞」授賞式でが歌ったのはMasters Of War(戦争の親玉)でした。ノーベル賞授賞式に出たら何を歌うのか・・・いささか興味のあるところです。


時代は変わる。Bob Dylan氏にMaster of War贖罪のための賞

2016年10月15日 | 音楽

ともあれ、Dylan氏の千変万化し韻律の魔法渦巻く作品にはたくさんの力をいただきました。改めて感謝申し上げます。

久方ぶりにThe Royal Albert Hall Concert(実際は the Manchester Free Trade Hall)を拝聴しました。
前半はアコギ弾き語りのフォークで、
後半はバック・バンドHawks(後のThe Band)との
エレクトリック・ギターのロック。
驚天動地の変節にたじろぐ観客...


Rock 演奏Ballad Of A Thin Man ♪

観客:Judas! (裏切り者!)
歓声と拍手
観客:I'm never listening to you again, ever!
Dylan:I don't believe you! … You're A Liar!
Robertson:Get Fuckin’ loud!(デカい音でいこうぜ!)

そして Like a Rollin' Stone ♪

 How does it feel, how does it feel?
 To be without a home
 Like a complete unknown, like a rolling stone

これからも
Hey Mr. Zimmerman play a song for me
Take me on a trip upon your magic swirling ship...
であります。


秋雨夜に染み渡るプログレッシブ・ロック~シン・クリムゾン降臨 

2016年09月18日 | 音楽

 英国のEU離脱劇では、残留を支持した若者に対し、大英帝国のノスタルジーに思いをはせた高齢者が離脱の道を選んだともいわれます。UK音盤発売・演奏観戦も不自由になると危惧されていますが、ロック界ではビートルズ以来長らく世界を席巻してきた英国勢の創造力、覇権に陰りが見えて久しく、自らのエピタフに最後の校正を施し燃え尽きて行く諸侯達に送り火を灯す日々となってしまいました。

 そんな時代、レ・コスミコミケ(イタロ・カルヴィーノ)さながら、とうに絶滅したかに思われたプログレ恐竜族クリムゾン王~フリップ翁がよもやのUKライブを開始しました。これに先立つ来日公演の折には心揺れましたが、未体験ゾーンのキングギドラ(トリプル・ドラムス)、ヌーボーメタルに受容できるか躊躇し断念しました。最後の熾火のようなツアーは好評らしく、前に入手していたトロントでのライブCDを恐る恐る開封しました。

 6500万年前に途絶したクロニクルのようなナンバーを奏でるフリップ翁、メル・コリンズ、レヴィン、ドラム隊はトリケラトプスの突進ではなく、左右中央から隙間なく緻密に構成されたアンサンブルでした!ディシプリン系はもとより初期の名曲群も新たな輝きを放ち甦っています。肝心のヴォーカルですが、哀愁のレイク、ウエットン系とボズ系の中間の復古調でブリュー系のような違和感がないと思ったら、あの21st Century Schizoid Bandの人(ジャッコ)でした!ここは潔くRF商法に乗っかってRadical Action To Unseat The Hold Of Monkey Mind(うどんライブ)発注しちゃいました。

 クリムゾンといえば、秀逸なアルバムジャケットですが、印象的なファーストから、幻想的な絵画、写真でしたが、スターレスRF商法展開以降は一変し、ちょっとギョッとするコミックぽく、ある種石田徹也のような日常に潜む悲しみを湛えた作風に(P.J.クルック。諸橋美術館に来ていたのを見逃してしました)が続いています。このアルバムではあっさりしたステージ写真となりと思いきや、Radical Action では再び悪夢・・・