白衣を着たビートルズの4人がバラバラになった赤ん坊の人形と肉片を持って笑っている不気味なジャケット写真からブッチャー・カヴァーと称される1966米国編集アルバム”Yesterday and Today”
初めてこのジャケットを見た時タチの悪いブート盤と思いましたがメンバーの顔をはめ込んだ合成写真ではなくフォトセッションされた公式デザインだと知った時には驚きました。
当然のごとく発売直前に回収されましたが、廃棄されなかったオリジナル(200枚)はもちろん正規写真(トランクカバー)を貼り付けたもの、剥がしたものなどがあり高額なレア盤としてマニア垂涎のアイテムとなっています。
このジャケットについては、英オリジナル盤を切り刻んで編集し発売する米キャピトルへの反抗、アイドル路線への反発、ベトナム戦争に反対する声明など諸説あります。
日本公演直前の1966/06/20発売ですから、血糊のついた白衣姿で武道館に登場していたかも !?(どちらの写真も専属カメラマン・ウィテカーが撮影)
Disc1はMonoとStereo版
曲順には違和感がありますが新鮮な感じもあります。Sgt.Pepper’sまではブライアン・ウイルソンはじめ当時の米国ファンにとっては、これが正規アルバムだったわけですから・・。
Disc2は制作プロセス音源集
Yesterday
Take1(ジョージにコード進行を教える)
Take2(弦楽四重奏Overdub前)
Day Tripper
Take1(カウント入りでぐいぐいドライブするBacking演奏)
Take3(Rubber Soul型の中抜けでなくVocalがセンター定位)
など私が聴いたことのないものがとても楽しめました。
#beatles
#ブッチャーカバー