ちいさいやつら

わが家のセキセイインコとアキクサインコのお話

可愛い仔には旅をさせよ

2009-11-07 13:56:32 | 発情対策
昨日のことです。





 綾子お姉ちゃん、もう少ししたらボクいなくなるでしゅよ!

 いなくなるって??




 
 実家へ帰るでしゅよ

 何で?





 ボクにもよくわかんないからママに聞いて





 ママ、どうして?


あのね・・・
メイの精巣ってところが腫れててね、
発情のスイッチが入ったままなのね。
ほら、メイは何やってもビビってくれないでしょ?

それでね、この前、綾子たちの先生がね、
「慣れきってる場合は、
 環境ストレスをかけて発情のスイッチを切るよりも、
 一旦、強制的にスイッチを切ってから
 環境ストレスでそれを維持する方がまだ簡単だ」
って話してたでしょ?
で、一週間くらいペットホテルに預けてみれば??って。

それでママ、悩んだんだよね~
どこかに預けたら多分スイッチは
オフになって帰って来ると思う。
でもそれを維持できるほどの環境ストレスを
それからもずっと、かけていけるのかな?って。 
出来なければ預かってもらう意味もないしね。

だけどさ~~~~
出来ないからってやらないのと、
頑張ってやってみて出来なかったのとでは、
まぁ・・・結果は同じなんだけれども・・・
やっぱり、何かが違うと思うのね。
後になったら、出来ることはやったという、
後悔も少ないかなって思うし。

だからね、寂しいけど、来週の金曜日まで、
メイは7泊8日で実家にお泊りになったのよ。
寂しいね・・・・・・・・・



メイ、いい仔にしててね!





 うん、行ったことあるから大丈夫だけど、
   今度はお姉ちゃんは行かないの?

綾子はお薬飲まなくちゃならないから、
メイと一緒には行けないんだ。ごめんね。





そしてメイは生まれ故郷である、
おしゃべりインコさんのお宅へ帰省しました。
お世話になります。





 メイ、頑張ってくるのよ! おじーちゃんは任せて

わ、わたしは?


自分で決めたこととはいえ、一週間、長いです。
さびしいっ・・・

ビビラーへの道(その2)

2009-10-17 11:53:56 | 発情対策
ビビラーへの道(その1)のお話はこちらからどうぞ。

また、どうしてこんな発情対策をするのか疑問に思った方は、
発情抑制のために と 発情抑制(訂正) をお読みください。


さて、皆さんに教えていただいた
発情抑制のためのビビリグッズの中に、
被り物というのがありました。
メイが飼主に慣れてしまってるから
そんな飼主が何をやっても驚かないのでは?
被り物をすればいいのでは?と。

そこで登場するのがこれ↓





ジャーン!!

お面です。如何でしょう?

なっぴーさんちの小学生のお嬢さん、
なっちゃんがわざわざ作ってくれたんですよ♪
大きさも、目の位置もピッタリでした
なっちゃん、ありがとねー!

この、何ともいえないトーテムポールっぽい顔♪♪
もう見ただけでワクワクして来ます。
鳥たち驚くぞ~~~!!(笑)


ということで、
別室でお面を被ってきて・・・





綾子のケージの上で、
ピンクの髪の毛が揺れるように頭を振ってみると
怪我しそうなほど暴れたので早々に止めました。
怖かったようです。ご、ごめんよぉ・・・


で、肝腎のメイですが、
えーーーっと・・・
ピンクの髪の毛をハミハミしてました(汗;;
とほほ・・・



まぁお面で驚かすというよりも、
お面をして、慣れた飼主の気配を消して
何かをするっていうのが本来の目的ですね。


ということで、次はこれです↓





これもなっちゃんが譲ってくれたんですよ。
おサルさんのお人形。可愛い~!!
しかもお腹を叩くと鳴くんです!

するとどうでしょう?



(動画25秒)

見られない場合はこちらから

さすがのメイも怖かったのですね。

そのおサルさんをケージの中に入れてみたところ・・・





固まってます!!
メイのこんな顔、初めて見ましたよ!

そうそう、こんな感じの、
隅っこで固まるくらいのグッズが欲しかったんです♪
バタバタ暴れるのは怪我する可能性がありますからね。

これも、なっぴーさんとなっちゃん、
そして見守ってくださった皆さんのお蔭です。
ありがとうございます~~

ただ気になるのは、
なっちゃんが「鳥を驚かすこと=虐待」と
思わないでいてくれたらいいな・・・と思ってます。

私も、色んなモノを使ってビビらせてますけど、
そのモノで鳥を突付いたり、
強制的に捕まえてモノを近づけたりするのは
自分の中でタブーとしているんですよ。



            



今回のおサルさんは本当に怖かったみたいです。
聞き慣れない音を出す見慣れないもの」は怖いのですね。
ひとつ、キーワードが分かりました。

もう今では、被り物をしていなくても
このサルが怖いようです。
ただ被り物は、飼主の気配を消すことよりも、
飼主が嫌われないために必要かもしれません・・・

知恵比べ?

2009-10-11 13:07:46 | 発情対策
鳥さん用の知育玩具、いっぱいありますね。
蓋を開けたり、ひっぱり出したり、壊したり・・・

怖がらせて発情を抑制するよりも、
何かに興味を持たせて気を逸らせることが出来たら
飼主の精神衛生上も助かるんだけど~と思って、
ちょっと試作してみました。





まずは簡単な、紙テープを裂いたもの。
ナスカンを通してぶら下げてみるも・・・







あちゃ~、、無視ですか~~・・・
その後も無かった風を装う綾子に、作った甲斐なし。




メイは引き寄せてチュー 誰でも恋人

これは失敗でした・・・


お次は、紙コップに穂ものを入れ、紙くずで隠したもの。

邪魔な紙くずを捨てながら、
下の方まで食べて行くのです。







頂きものの、ヒエの緑穂と、粟穂をセットしてみました。





メイはすぐに飛びつきました。
ったく、ホントに怖いもの知らず・・・





綾子は30分くらいしてから、紙テープをカジカジ。





でも紙を食べてしまったら困るので、
余分な紙はカットして、再設置。





すると今度は、本来の遊び方をするものの、
紙コップまでカジカジ・・・

何か新しいものを設置する場合は
見てないと何が起こるかわかりませんね





仕方ないのでテープで保護しました。
結構夢中になって、下まで食べてました。
まぁ美味しいものが入ってますからね(笑)


一方のメイはというと、





紙コップに愛を囁きながら
足場にしていた、かじり木コーンにスリスリ。 うぉいっ!
外しましたよ、かじり木・・・

しかも、粟穂が紙で見えなくなったらもう放置。
なんかな~~~~



            



結論からいうと、
これらで、メイは無理でも、
綾子は、少しなら気を紛らわすことが出来るかも??

私、オモチャをケージに入れない派でした。
セキセイってあまり知育玩具で遊ぶイメージは無いし、
なにより、ビーズや紐に足をとられて
動けなくなった鳥を昔見たことがあるので、
オモチャを入れっぱなしで出かけるのが怖い・・・
というのが正直な思い・・・ですが、
これからは、様子を見ながら、
少しずつでも既製品を参考にして作ろうかな???
と思ってます。

ビビラーへの道(その1)

2009-10-08 11:18:54 | 発情対策
前回、皆さんに教えていただいたビビりグッズ↓

・被り物、仮面ぱーちぃ
・ケージの大幅なレイアウト変更
・黄色に黒の目玉が書いてあるやつ
・CDを吊るす
・動くぬいぐるみ、ぜんまい仕掛けの人形
・光って踊るフラワーロック
・クリッカーの連打音
・吹き戻し

ありがとうございます。
そこで、今回はこれを試してみました。




(目玉うちわとクリッカー)

まだ糊が乾いてませんが、
色紙をうちわに貼ってみました。

そして、二羽に初めて見せたときの反応が
次の動画です。

(動画31秒、音声あり)

見られない場合はこちらから

綾子はそれなりに驚いてくれてますが、
メイは、、、寄ってくるし?! ナゼだ?!
クリッカーの連打音もなんのその・・・とほほ。



            



お次は家にあった紙風船。
二羽とも、初めて見たときは
さっきのうちわと同じような反応でした。

そこで試しに、
メイだけ外に出してやってみたらどうだろう?
というのがこの動画↓

(動画1分6秒、音声あり)

見られない場合はこちらから

頭振ってるし!!!
なんかもう、恐れを知らぬこの態度に、
あたしゃ匙を投げたい気分です ┓( ̄∇ ̄;)┏

この仔が怖いと思うものなんて、あるのでしょうか。





これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛♪

ということで、





愛の水中花♪ ならぬ一攫千金茶(ジャスミン茶)
でも花がへたってしまった・・・
お花もメイには打つ手なし!と思ってる?

怖くないもん

2009-10-05 11:03:18 | 発情対策
発情対策のために
刺激的な毎日を送ってる二羽ですが、





綾子は、黒いものを載せただけで
お約束通り、飛んで逃げるのビビリ度。
一日中、なんとなく上を気にしています。

それでもちょっとゴキゲンになったような時は
黒いものを動かせば
またビビリの沼へ沈みます。
可哀相だけど、当分はこれでいけそうです。


一方、メイはというと。





ベルトを載せても





ハンディクリーナーを載せても





むんずと掴んでチュッチュッチュ





ここでも掴んでチュッチュッチュ

これだけならまだしも
興に乗るとご飯ポロポロ、おちりスリスリも出てきたので
こりゃ、内から責めなきゃあかんでしょ!

ってことで・・・





福禄寿さまが訪問
「坊主、邪魔するでよ」

一応身を引くそぶりはみせるものの
お茶も出さず、すぐに隣で平然とご飯を食べる始末
ダメだこりゃ!
福禄寿さま、お許しを・・・





ある方に頂いたペットボトルケースを入れても
始めは驚くものの





10分もすればこうですわ・・・
どこでも波止場のマドロスさ  ボォォォォー!



            



新しい野菜でもフルーツでも、
怖がらずに自ら進んで食べるメイに、
いい仔だねぇ、綾子にも食べて見せて教えてあげてね、
な~んて言ってましたが、
それはいわば、怖いものがないってことなんですよね…

発情対策で、
「ビビるものが無いと最終的に困るのはあなたよ」と
むか~し先生に言われ、
その時は笑って聞いていたけれど、
まさしくその状況に陥ったようです・・・
だからとて、あの時どうすりゃよかったんだ??

いやぁ~困った

発情対策(訂正)

2009-09-29 10:50:47 | 発情対策
発情対策で、私、勘違いをしてました。

前回の「発情を抑制するために」の記事には
間違いはないのですが、私の解釈が間違ってました。

人が家にいる場合は、
 独りぼっちにして疎外感を与えてはいけない。
 独りぼっち作戦は人のいない時にやること


ここに訂正します。

今日はそのことと、
先生に新たに質問した内容をアップします。

皆さま、申し訳ありません!
過去、独りぼっち作戦を実行された方がいらしたら
ここにお詫び申し上げます。

綾子にも悪いことをしてしまいました。
「怪我の功名でもう発情は止まってると思うから
 元に戻して人の見てるところで環境ストレスをかけて」
とのことだったので、すぐに定位置に戻しました。
綾子、ごめん!!





電気コードや置物が気になる二羽。
何となく上を気にしつつ、
あれこれ食べたり、ピョロピョロ鳴いたりしています。

綾子には可哀相なことをしてしまったけれど、
ブンブン飛んでも口で息をするのが一瞬だけになったし、
苦しくて飛びながら床に下りてしまうこともなくなりました。
腹圧が下がっているのかもしれません。



          



独りぼっちにして、
精神的ストレスってかからないのだろうか、
ちょくちょく見に行ってやってれば大丈夫なんだろうか、
こんなことを長く続けるのだろうか、
実はそんな疑問がずっとあったので、
思い切って先生に電話で聞いてみたのです。その結果、

「家に人がいるのに、
 自分だけが疎外されてると感じると精神的ストレスになる。
 もし置き去り感が強いなら止めた方がいい。
 ちょくちょく見に行くのもいいけど、
 あなたがその部屋で一緒に本を読むとか仕事するとか、
 近くで過ごして安心感を与えないとだめ」

とのことでした。


でも以前「窓の近くでひとりで外でも見せておけば?」
と先生から聞いたことを尋ねると、

「それは人が出かけて家に誰もいないときの話。
 家に誰もいないときに発情対策が出来ない人がとても多いの。
 鳥は人が出かけると、帰って来るのを待つわけだけど、
 その間つまらないと、やることがなくて

  ・ご飯でも食べよう=太る
  ・オモチャで遊ぼう=発情

 ってことになってしまうの。
 それを防ぐために外でも見せておいたらって言ったの。
 どうせ家の中で独りなんだから、
 どこで独りぼっちにさせてもいいわけでしょ?

 その代わり、外から帰って来たら
 ちゃんと声をかけてやって近くにいること。
 鳥に安心感を与える生活(後述:Q1)をしてほしい。


 普段、家に人がいる場合、
 大抵、人と鳥は同じ部屋か、近くにいると思うけど、
 鳥には窓の外を見せるようにしておいて、
 人は鳥から見えるところにいるようにすればいいの。
 もし窓の無い部屋なら、
 嫌いなオモチャとかをケージに入れておいて
 ビビらせておけばいいの。
 人が近くにいることによって
 精神的ストレスにはならずに、
 ただの環境ストレスになるから大丈夫」



以下、気になった点を質問して回答を得ました。


Q1:

安心感のある生活というのは?

A:

 きちんと構って(*1)絆を作り、
 出す時間(*2)が決まっているけじめのある生活をして、
 出す時にはちゃんと出してくれる(約束を守ってくれる)、
 飼主が行って来ますと言って出て行っても
 ただいまと言って必ず帰ってくることが分かっている、
 そういう生活のこと。

 安心感があれば、独りぼっちにして出かけても、
 嫌いなオモチャを入れて出かけても
 待っていられるから
 その環境ストレスが、精神的ストレスになることはない。

 精神的ストレスというのは、
 疎外感とか、寂しい、悲しいということで、
 鳥の精神的な部分は擬人化して考えてOK。
 感情はまったく人間の子供と同じ。
 何がいいか悪いかを考える時は、
 自分の子供だったらどう思うだろう?って考えれば正解。

 ストレスという言い方がよくないかもしれないけど、
 環境ストレスというのは、
 暇にさせないで好奇心を満たすもの、ということ。
 変なものをケージの上に載せて始めは凄くビビっても、
 鳥は何だろう何だろう?って
 好奇心が刺激されてワクワクするわけ。
 つまらないなんて思う暇も無いから発情もしない。

 野鳥は外にいるでしょ? 
 外の世界は刻々と風景が変化してるわけだから、
 窓の外でも見せてるのが一番楽なんじゃないかと思うんだけど。

(*1)きちんと構うこと

 出したら鳥らしく飛ばしてやること。
 無理に飛ばすのではなく、
 絆のある人が呼べば飛んでくるんだから、
 飛んできたら粟(ご褒美)を一粒やり、
 また元の場所に戻して、呼んで、飛ばす。
 これを何度か繰返して、飛ばしながら遊んでやって欲しい。
 飼主の役目。
 これをやってれば肥満にもならない。
 ケージの中と外でメリハリをつけて欲しい。
 プレイランドみたいなところで勝手に遊ばしてると
 いずれ発情に繋がるから注意して。

(*2)出す時間

 時計の時間ではなくてタイミングのこと。
 朝食後とか夕食後とか、あるアクションの後だと分かり易い。
 そのタイミングに出すという約束をしたなら
 飼主は自分の具合が悪くても出すこと。5分でもいいから。
 鳥は人間のことをよく観察している。
 そうやって約束を守れば、鳥は静かに待てるようになるし
 安心感も増すから。


Q2:

ベランダ飼いについてはどう思うか?

A:

 あなたがベランダにいないと駄目。
 置き去りにされたと思うから。
 (はじめからベランダで飼ってるケースは除く)

 よく日光浴と称してベランダに出して、
 網戸やガラス窓を閉める人がいるけど、閉めないで。
 毎日ベランダで日光浴させて、
 ガラスを閉めて部屋で見ていたという飼主さんがいるんだけど、
 その人の鳥は毛引きになったの。網戸やガラスを閉めると、
 光の反射で家の中が暗くなって人が見えなくなって
 それで精神的ストレスがかかって毛引きを始めたのね。
 だからその辺りは十分注意してほしい。



          



とりあえず、元の生活に戻れてホッとしています。
先生には二度も電話をかけ、
これ以上自分の考えに間違いが無いか
確認のためにも、随分と長く話していました。
先生には怖いという印象がありましたが、
こちらが突っ込んで聞くことに丁寧に答えてくれて
前は「そうは言ってもそれってさ・・・」と思っていたことも、
鳥に対する愛情がゆえなんだなと、思えるようになりました。

綾子は投薬のせいで私の手から逃げるようになりましたが、
でも肩に止まったり、ハミハミしてくれたり、
呼べば来てくれるので、余計に申し訳なさでいっぱいです。


とにかく、間違った情報を流し、
皆さまにはお詫び申し上げます。

発情抑制のために

2009-09-26 12:05:25 | 発情対策
はじめに・・・。

下の内容で、意外に思うことがあるかもしれませんが
これで皆さんの、鳥に対する接し方・向き合い方を
否定するものではありませんので、
そのあたりのところはご理解くださいね。
かかりつけの先生の話をできるだけそのまま載せています。
その先生は鳥専門の獣医師ですが、
先生によっては考え方が違う場合もあるかも知れませんので、
ここに書かれていることを実践される場合は、
必ずかかりつけの先生に相談してください。

それと!
これが中型~大型鳥さんにも当てはまるのかは未知数です。
我が家はセキセイインコを飼っています。




           



■自覚

「飼主が、この仔は鳥なんだと自覚すれば、
 発情抑制は簡単にできる」

そう、先生は言ってました。

もっと言えば、

「この仔は哺乳類ではなく、鳥類なんだと自覚しろ」と。

哺乳類と鳥類とでは、分類学上大きく離れた種類なんだそうで、
それだけ進化の過程も異なり、
鳥が病気を隠したがる行動も、人間とは大きく違う点のようです。

「人間は働きに出て、帰ってきて、家ではまったりする動物。
 鳥は、起きている時はずっと緊張をしている動物。
 まったりはしていない。
 人間とは真逆な生き方をする動物。
 それが同じ家に住もうとするから問題が起きる。

 もしあなたが家の中で
 ペットとまったりしたいと思うなら、
 まったりすることが大好きな哺乳類を飼えばいい、
 犬や猫を飼えばいい。

 人間とは真逆な鳥と、まったりすること自体が間違い。
 鳥に緊張を与えることが可哀相だと思うなら、
 あなたは鳥の飼主に向いていない。
 飼主が病気を作ることになる。
 鳥は、ペットとして愛玩するには恐らく一番難しい動物。

 ビビらせることが可哀相だとか、
 移動はストレスをかけるから可哀相だとか、
 そんなことを言うこと自体、鳥の方が可哀相」



         

大丈夫ですか?
皆さん、ついていけてます??

まだまだ続きますよ・・・

         



先生と私は、
綾子のケージを載せたテーブルを挟んで、
向かい合って座っています。

綾子は私に背を向けて、先生の方を見ています。

そこで、ある実験を始めました。



■本来の鳥の姿

30センチ四方の透明の虫かごを出してきて、
中にティッシュを敷いて、
綾子を入れて蓋を閉めたのです。

いきなり変なものに入れられた綾子は、
私の方を向いて、必死の形相で暴れています。

「あなたの方を向いて助けを求めてるでしょ? これが絆ね」


―――さらに実験を進める先生。

バイキンマンのぬいぐるみを手にして、
テーブルの下から、そっとそれを出して綾子に見せます。
もちろん綾子は怖がってバタバタと暴れまくりますが、
バイキンマンを隠すと暴れるのを止めます。

「よく見ておいて。
 こうやって暴れる姿が、鳥としての本来の姿なの。
 この本来の姿が生かされていれば、発情なんてしない。
 ほら、こうやってビビってる時のまん丸の目が
 生き生きと輝いていて可愛いでしょう?」

・・・可愛いか?????


今度は別の方向から、
バイキンマンの耳だけ見せると、やっぱり激しく暴れます。

「鳥は頭がいいから、さっき見たバイキンマンの形を
 もう覚えちゃったの。だから耳だけ見ても暴れるのよ」

バイキンマンを見せながら、遠くに離していくと、
暴れなくなる位置があって、それは

「この仔が、この距離なら逃げられると思ってる位置。
 ビビらせるためには、これより内側じゃなければ駄目」



         

酷い先生だと思ってませんか??

あともう少しです。

         



■緊張は鳥の栄養

「鳥は頭がよくて、意識だけ人間で、身体は鳥。
 緊張してないとすぐに発情してしまう。
 でも、緊張させればいいってわけ。

 色んなことをすぐに覚えちゃうので、
 散歩も、キャリーを変えるとか、コースを変える、
 ケージも買い換えるとか、
 舐めても大丈夫なペンキで色を塗り替えるとか(←あるのか?)
 置き場所を変えるのも平行移動じゃ駄目、
 タンスの上とかね、
 まだあなたのやってないこと、たくさんあるんじゃない?

 出来なければ大自然の力を借りるのもいい。(←外に出しておけってことか?)
 おもちゃもお気に入りを作ったら駄目、
 慣れたらそのおもちゃの役目は終わり。
 よくプレイランドみたいなものを作る人がいるけど、
 あれも駄目。
 部屋の中で止まるところが決まっていたら
 時々場所を変えた方がいい。
 落ち着かせたら駄目。

 ペットショップの鳥がどうして発情しないか分かる?
 入れ替わり立ち代わり知らない人間が来て
 落ち着かないからよ。

 とにかく鳥のために、あの手この手でビビらせてあげて。
 ビビってる姿が鳥本来の姿なんだから」




           



如何でしたでしょうか。
私は何度読んでも耳が痛いです。

でも私は綾子を病気にしてしまったから、
今までのやり方を変えなければなりません。
嫌われたら嫌だな、
絆が切れたら嫌だな、
今はそんな執着を捨てないと駄目なんですよね。

こちらがかけた愛情に必ず応えてくれる鳥たち。
環境を整え、愛し愛され、癒し癒されの関係が
質の良い鳥生に繋がると思っていましたが、
そのことと、
ただ可愛いからとベタベタするだけの関係とは
違うのでしょう・・・

発情がきちんと抑制されていれば、
背中をなでても、少しまったりしても、
簡単には発情しないようですが、
ベタベタするのが大好きな私は
鳥の飼主には向いてないようです(大泣)

なお、発情抑制(訂正)の記事も、合わせてお読みください。

ああ無情。

2009-09-23 21:46:04 | 発情対策
先生から聞いた発情抑制のための話はあまりに無情で、
書いていて嫌になったので、その話はまた次回。

今日はいきなり実践編から。


ただいま、独りぼっち作戦強化中。

訂正します。
人が家に居る場合は、独りぼっちにして疎外感を与えないでください。
詳しくはこちらをご覧ください






綾子は今、発情抑制のために、
普段、誰も使ってない部屋の窓際に
ずっと放置されています。

網戸なので、
下の道路を歩く人の靴音や、車の音、鳥の声が聞こえ、
時には鳥の飛ぶ姿も見られ、
おかげで綾子はずっと挙動不審。

さらに、上からベルトをたらしたりしてドッキドキ。
たまにベルトを動かすと、
ヘビにでも見えるのでしょうか、暴れます。

虐待みたいで可哀相。
そんな感情は今はもう捨て去るのみ。
強くあらねば・・・。





風に揺れるTシャツにもビビリ中。
ここにいる限り、綾子は何も食べません。
朝、シードの殻を吹いたら、
夕方まで綺麗にそのままです。

ビビって食べてる場合じゃないみたいです。
・・・ということは、
発情している場合じゃないということなので、
これは今の綾子にとってはよい傾向なのでしょう。

糞も、濃緑の絶食便です。
(鳥は人間と違って、食べて無くても糞をする)

夜になってカバーを被せると安心するのか、
朝になるまでの間に、2gほど食べてます。
以前より一日に食べる量が減ったので
少しずつ痩せて来ました。
これを始めて4日、37→34gと、マイナス3gです。

いずれ、この環境にも慣れてしまうのでしょうが、
急激に痩せることがいいのかどうか、分かりません。
これじゃ数字だけのダイエットであって、
脂肪は減ってないと思いますが、
だからとて、
構わないこと、ビビらせることを第一条件としたらば、
全てに対してOKな策なんてないですもん。





野菜や果物を、
一口でいいから食べて欲しいと思っても





すぐに外が気になってマトモに食べない





大好きなリンゴにも見向きもしない

いいんだか悪いんだか。栄養が偏りそう・・・。

でも、食べなきゃ食べないでそのままセットして、
さっさと綾子をケージに入れて、さようなら。

ああ無情。
おまえはジャン・バルジャンか?
これから長い監獄生活入りなのか?
それほどまでに、何か悪いことでもしたのか??
許せ、綾子。


一ヵ月後に再診です。

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