綾子に大きなエリカラをつけた結果、
翌日には骨盤があと一歩というところまで
閉まりました。そう来なくっちゃ!
そして、その日は
綾子の造影検査の日でした。
朝、病院に預けて暫しのお別れ。
綾子はバリウムを飲まされ、
白いうんちが出始めたらレントゲンを撮られます。
夜、結果を聞きがてら、
迎えに行った時には、
もう既に、普通のうんちをしていました。
さて、今回はレントゲン画像を貰ってきました。
簡単に説明すると、
うっすらもやって見える卵巣は、
大きいけれど、凄く腫れてるわけじゃない。
肝臓は、素人目にはよく分かりませんが、
大きく腫れてるそうで
やはり血液検査が必要。
第二胃(筋胃、砂肝)は、腫れた肝臓に押され、
第一胃(前胃)から
ほぼ90度折れ曲がった格好になっており、
あまり良い状態ではない。
そして、問題なのが第一胃。
かなり白く映ってますが、
これはバリウムが流れず残っているため。
なぜ残ったかというと、胃の内壁がざらついてるから。
考えられるのは胃炎、胃潰瘍など。
今吐き気が無ければ、昔そうだったという痕だろうと。
思い返せば、綾子が一番初めに吐いたときは、
発情が原因とは言われず、
胃炎でしょうと言われたのでした。
その後は、発情から吐くようにもなったので、
今となっては、原因はよく分かりません。
一般的に胃炎の原因は、
AGYやカンジダなどの真菌、
中毒、抗生剤、刺激物、鋭利な異物など。
また卵詰まりや手術などでも、
急性ストレス性胃炎になるそうです。
胃炎をやった仔は胃がんになりやすいので(涙)
今後は、硬いボレーは角をとってやるとか、
唐辛子は避けるとか、
(食べられるけど、胃には刺激物だそうです)
生活上でも注意が必要のようです。
ちなみに、
腫瘍系ばかり気にしてましたが、
セキセイインコは非常に胃炎になりやすく、
また胃がん発生率も高いので(高齢鳥の80%は罹患するとか)
健康な仔でも、普段からの注意は必要のようです。
AGYだった仔は特に・・・。
なお、2歳で胃がんになったセキセイがいるけれど、
それはレアケースで、通常は5~6歳からとか。
同じ写真ですが、
背骨の腰の方にへこんで見える部分があり、
曲がってるとのことです。
また、
両脇の、点線で示したところが肋骨なのですが、
へこんでたり、ボコボコしてたりします。
過去に、強い衝撃があったらしいという痕です。
↓正常なセキセイ(オス)のレントゲンですが、
肋骨がふわっと広がってるのが分かりますね。
(
横浜小鳥の病院より転載)
なお、右下で白く光ってるのが
通常、第二胃にあるグリットです。
綾子にはグリットが無く、
しかしボレーは鋭利で綾子の胃には良くないので、
カトルボーンの表面を削って
粉にしたものを与えるとよい、
とのことでした。
ということで、
綾子は胃にも問題あり、でした。
ところで、
ストレスからでも胃炎になると聞き、
自責の念みたいなのを感じるのですが、
「今までかなりの環境ストレスをかけてきたからか?
今後は止めた方がいいのか?」
と訊いたところ、
「環境ストレスを与えなければ
過発情の悪影響も出るし、
卵詰まりで命を落とすかもしれないわけだから
やって来たことは間違ってないし、
天秤にかけて考えてみて・・・という話だから、
そういうことはあまり考えなくていいと思いますよ」
とフォローしてくれました。
うう、優しい、この先生(T_T)
検査すればするほど、色んな問題が出てくる綾子。
血液検査がちょっと怖いです。