細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

公(おおやけ)の萌芽

2005-12-28 22:31:38 | 地元
今日の午後、野良猫の問題に取り組んでいるグループの皆さんとの懇談会を行いました。皆さん、近所の野良猫の世話をしたうえで、去勢手術や避妊手術を自腹で施している方々です。そもそも、野良猫が増える最大の原因は、無責任な飼い主にあります。捨て猫の繁殖が野良猫の大量発生の原因です。飼い猫を捨てると罰金が課されることになっているのですが、飼い主が闇に隠れて捨てるらしく、ほとんど実効性がないようです。動物愛護法の改正は、思ったほどの効果を挙げていないようです。グループの方々は、その尻拭いをしているのですが、大量の猫を飼っていることに対するご近所の目は厳しいものがあるそうです。

猫を飼っている方からすると自虐的な表現ではありますが、「動く生ゴミ」「増える生ゴミ」という認識を持てば、野良猫問題が地域の皆さんの問題であるという認識が広がるのではないかとの話がありました。なんともはや

最後に、どうすれば行政から後押しがあるかという切実な問い掛けがありました。単に猫好きの人たちのサークルで片付けられないためにも、獣医師会や、町内会の皆さんと協力体制を築くことを目指すべきではないかと申し上げておきました。この問題に限らず、地域住民が公(おおやけ)の意識のもとに協力関係を築き、それを行政が後押しするというのが、これからの理想的な社会像ではないかと私は考えています。