【HTBニュース】北海道新幹線トンネル残土 厚別でも反対署名
札幌市が受け入れ先候補とする2カ所とも周辺住民が「NO」を突き付けました。新幹線のトンネル工事で出る重金属を含む土について、厚別区山本地区の住民が「受け入れ反対」の署名を提出です。
「トンネル工事から出る重金属を含む掘削土の受け入れ候補地から除外を求める」。24日、札幌市厚別区の山本町内会の菅原新一会長が札幌市に提出したのは、約3800人分の署名です。山本地区を新幹線のトンネル工事で出る土の受け入れ先候補としないよう求めています。
トンネル工事で出る、摂りすぎると人体に有害なヒ素など重金属を含む土について、札幌市は受け入れ先として山本地区と手稲区の金山地区の2カ所を挙げています。
菅原会長は「雪堆積場で厚別と白石区(の雪)も受け入れているし、それからごみ処理場も。一生懸命、市には協力しているのに何でこの問題もと感じている」と、反対する訳を語ります。
江別市との境界に近い山本地区。ごみの埋め立て処分場や雪捨て場などを受け入れてきた経緯があり、住民には「なぜ山本ばかり」という感情が渦巻いています。
新幹線の札幌延伸に向けては「札樽トンネル」という長いトンネルを掘るため、沢山の土が出るので、重金属を含む土の受け入れ先が問題となっています。もう1カ所の候補となっている手稲区の金山地区は今月10日におよそ1万500筆の署名を提出。
今回提出した山本地区は新幹線の建設現場から離れた場所にあるため、住民は「長い距離をダンプで運ぶとなると、重金属を含む土が粉塵になって飛散するのではないか」と心配しています。
これに対して札幌市は荷台をシートで覆うなど対策するとしていて、「しっかり説明して不安を取り除く」と住民に受け入れへの理解を求めていく姿勢を崩していません。
札幌市が受け入れ先候補とする2カ所とも周辺住民が「NO」を突き付けました。新幹線のトンネル工事で出る重金属を含む土について、厚別区山本地区の住民が「受け入れ反対」の署名を提出です。
「トンネル工事から出る重金属を含む掘削土の受け入れ候補地から除外を求める」。24日、札幌市厚別区の山本町内会の菅原新一会長が札幌市に提出したのは、約3800人分の署名です。山本地区を新幹線のトンネル工事で出る土の受け入れ先候補としないよう求めています。
トンネル工事で出る、摂りすぎると人体に有害なヒ素など重金属を含む土について、札幌市は受け入れ先として山本地区と手稲区の金山地区の2カ所を挙げています。
菅原会長は「雪堆積場で厚別と白石区(の雪)も受け入れているし、それからごみ処理場も。一生懸命、市には協力しているのに何でこの問題もと感じている」と、反対する訳を語ります。
江別市との境界に近い山本地区。ごみの埋め立て処分場や雪捨て場などを受け入れてきた経緯があり、住民には「なぜ山本ばかり」という感情が渦巻いています。
新幹線の札幌延伸に向けては「札樽トンネル」という長いトンネルを掘るため、沢山の土が出るので、重金属を含む土の受け入れ先が問題となっています。もう1カ所の候補となっている手稲区の金山地区は今月10日におよそ1万500筆の署名を提出。
今回提出した山本地区は新幹線の建設現場から離れた場所にあるため、住民は「長い距離をダンプで運ぶとなると、重金属を含む土が粉塵になって飛散するのではないか」と心配しています。
これに対して札幌市は荷台をシートで覆うなど対策するとしていて、「しっかり説明して不安を取り除く」と住民に受け入れへの理解を求めていく姿勢を崩していません。