今日は、エスカレーターがディジョンからパリにやってくる。
彼はSNCFに勤めていたので、無料でフランス国鉄に乗れるのだ。(奥さんも)
しかもパリまで1時間半もかからないくらいなので、よく出てくるそうだ。ただしこれはコロナの前までの話。
ディジョンに行けないときは、このように彼らとパリで会うことも何度かあった。
今回は、中世美術館とパンテオンに行くことになっているので、待ち合わせをどうするか、
連絡しあった。よくリヨン駅で待ち合わせをしていたが、今回は、RERのリュクサンブールの駅とかいろいろ候補が上がったが、結局中世美術館前にしようということになった。
少し時間があったので、ミッシェルさん宅から11号線のピレネー駅まで歩き、そこから一本で市役所前で降りて、歩くことにした。
ストリートアート↓
ほぼ時間通りに、中世美術館に着くことができた。彼らも到着していた。
ニースでテロがあったことを受けてか、パリでも美術館に入る際、チェックを受けた。
しかし、だいたいわかるのか、日本人にはチェックが甘い気がした。
エスカレーターは美術館がとても好きで作品にも詳しい。
だから今回のコースはお気に入りだ。今回までこのとても有名な美術館に来れてなかったのは、エスカレーターも意外だったようだ。
難しい説明はよくわからないが、一生懸命説明してくれるのだ。
青海波を思い出させる↓
この後のランチも決まっていた。
そこへ向けて、バスに乗ることになった。エスカレーターとバスに乗るのは初めてだった。何でもうれしそうに見える。
彼は最初息子のジャンピエールと一緒に最近行った日本料理店はどうかと写真を送ってきたが、その店の内装を見るとどう見ても日本料理店ではなく、中国人の店だったので、遠慮することにしたのだ。
このように中国人などの経営する「日本料理店」と日本人が経営する日本料理店と区別ができていない人はとても多い。
私のリクエストは、昔ながらのギャルソンがいることで有名なビストロ、シャルティエだった。2003年に個人旅行で初めて来たとき行って以来だったが、その時からとてもパリらしいお店で、気に入っていた。だが、エスカレーターが知らないことに驚いた。
予約を入れることができないので、列ができていることもあるらしいが、時間が少し遅かったからか、意外とすんなり入ることができた。
ギャルソンがテーブルに案内してくれた。
人気店なので相席になることも多いが、今回は私たちだけのテーブルだった。
前回はサーモンを頼んだが、やはりビストロの定番のステーキを頼むことにした。
料理が来るまで、エスカレーターはブルゴーニュから持ってきたお土産を披露した。
ディジョンのマスタードにフォアグラ、クレームドカシス、そしてもちろん赤ワインなど、「ザ・ブルゴーニュ!」のお土産だった。
お返しにここは私が招待するしかない。
エスカレーターはギャルソンを捕まえてはいろいろ尋ねる。ギャルソンの方は「田舎者のおじいさんがパリに出てきた」という感じで軽くあしらっているように見えた。
ステーキは日本人には決して柔らかいとは言えないものだったが、奥さんは「柔らかいわ。びっくりね。」とたいそうご満悦だった。デザートも頼むことにして、私とエスカレーターは、ババオラムを頼んだ。こういうビストロは何もかもボリュームがいっぱいなのだが、それを楽しむのもたまにはいい。
このビストロは、メニューのオーダー、そして会計もテーブルの上の紙の上ですることで知られている↓
さて、お腹も膨れたところで、パンテオンへ向かう。