春のそよ風夏の雨

嬉しいひととき。好きなこといろいろ書いています。

原田ひ香「一橋桐子(76)の犯罪日記」

2024年11月06日 | 
原田ひ香「一橋桐子(76)の犯罪日記」

主人公の一橋桐子さんは76歳。
友人と二人で暮らしていたが、友人が亡くなって家賃も払えないし、
手持ちのお金も底をついてきた。

刑務所に入ったら、介護が必要な場合でも介護してもらえるらしい。
家も、仕事も、金もないなら、刑務所に入るのがいいのでは・・・。
人にあまり迷惑にならない方法で、刑務所に入れないかと画策するが・・・。

状況は大変なのだけど、コメディ仕立てで楽しく読めました。
桐子さんが、なんというかかわいいですし、いい人なんですよね。
でも、ここに書かれている通りだなとも思うのですよね。

老いてから、家も、仕事も、金もない状態で不安を抱えて生活をしている人は
少なくないと思いますし、それならよっぽどと思える状態でもある。

年齢に関わらず、みんながそういう不安を持たずに生活できたらいいですよね。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原田ひ香「三人屋」 | トップ | 原田ひ香「ランチ酒 おかわり... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事