春の野に出でて若菜積む・・セリ
三寒四温・春は名のみの、などというがまさにそのとおり、雪こそ無いが、氷が張り、霜柱が出来、アルプスからの風は冷たいこの頃である。でもでもぽかぽか春の陽射しが差してくると出かけて若菜積みをしたくなる性なのである。今では店先には、冬中緑の野菜があるが、昔は春先の緑は貴重だった。ようやく春がきたと言う喜びと共に駆け出して野山に親しんだのである。特に美味しいというほどではないが、一度は春の香りを楽しみたい。そしてナズナ畑の草取りの折に。白い花のものはコメナズナ食には適さない。