「20歳のソウル」
2022年
【Amazon Prime Video】
千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船soul」にまつわる実話を元に映画化
市立船橋高校吹奏楽部でトロンボーンを担当する浅野大義(神尾楓珠)は顧問の高橋先生(佐藤浩市)の大きな影響を受けながら青春を謳歌しています
大義は野球部のためにオリジナル応援曲の作曲に挑戦し、苦労しながらも高橋先生からの叱咤激励を受け「市船soul」を完成させます
その曲は試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ「神応援曲」と呼ばれるようになり、高校を卒業した大義は高橋先生のような教師を志し、いつか母校に戻って音楽教師になるのだと音楽大学に進学します
恋人もでき毎日を有意義に過ごす大義でしたが、体調不良で病院にかかったところがんと告知されてしまいます
お涙頂戴ものは苦手ですが2022年だったかの夏の甲子園で話題になったのを思い出して観てみました
実話に基づくがゆえか冗長と感じるところが多くて早送りした箇所多し
それでも魅せられたのは佐藤浩市さんと母親役の尾野真千子さん、お二人の演技でした
大義が病床で眠りながらタクトを振る姿はまるで坂本龍一さんの最期のようでグッときましたが…
ラストに流れるご本人の写真
これは辛かった
なぜ、このような真っすぐな心を持つ若者の命が病に奪われなければならなかったのか
理不尽です
「夜のあぐら 姉と弟と私」
2022年
【Netflix】
映画と思って観たらBS松竹東急開局記念ドラマスペシャルだったようです
原作 長嶋有「タンノイのエジンバラ」
父親(岸部一徳)の死に直面した秋子(井上真央)が遺産相続をめぐる騒ぎに巻き込まれる中で、家族という「繋がり」を再発見し、不器用ながらも前を向いていこうとするヒューマンドラマ
姉に尾野真千子さん、弟に村上虹郎さん、父の後妻に南香果さん
本作も尾野真千子さんが光っていました
相乗効果で井上さんの良さが引き出されていた感じ
じんわりと良い映画でした
原作を読んでみようと調べたら2011年に読んでいました
全く記憶無し
要再読です
「猫は逃げた」
2021年
【Netflix】
飼い猫をどちらが引き取るかで揉める離婚直前の夫婦とそれぞれの恋人、不器用な4人の男女を描いたラブコメディ
漫画家・町田亜子(山本奈衣瑠)と週刊誌記者の広重(毎熊克哉)の夫婦
広重は同僚の真実子(手島実優)と浮気中で、亜子も編集者の松山(井之脇海)と体の関係を持っており、夫婦関係は冷え切っていました
離婚間近の2人は飼い猫のカンタをどちらが引き取るかで揉めていた矢先、カンタが家からいなくなってしまいます
配役が良いです
終盤、4人が顔を合わせる修羅場もどう転んでも期待できそうで楽しかったです←不謹慎?
猫がとりもつ縁、子は鎹ならぬ猫は鎹、とまではいかない緩さと頼りなさ
ま、感情の赴くままで良いんじゃない、な雰囲気で登場人物たちが愛おしくなりました
一番の名演技は猫のカンタを演じたオセロ君かもね
サッカーの試合の応援でも吹いていたのでしょうかね。
こういうドラマが楽部員の中にあったのですね。
サッカーで有名でしたね。
市船ソウルはサッカーでも応援に使われたみたいです。
大義の思いはずっとずっと市船ソウルと共にあるのでしょう。