文藝春秋2023年6月 第1刷発行2023年8月 第5刷発行263頁次々とタイトルを奪取し、将棋界を席巻する天才・藤井聡太さんその師匠である著者が、瞬く間に頂点に立った弟子との交流と、将棋界のちょっとユーモラスな出来事を綴ったエッセイ集2021年4月8日号~2023年4月27日号までの週刊文春連載を単行本化「まえがき」より師匠は背中で示すべき、三歩下がって師の影を踏まず…藤井聡太竜王 . . . 本文を読む
講談社文芸文庫2021年12月 第1刷発行解説・富岡幸一郎 手紙が紡ぐ「時」の流れ251頁『遠くからの声』1997年から99年にかけて、オスロ/仙台~東京間で、二十世紀末という時代と文学について語り合ったもの『言葉の兆し』2011年、東日本大震災に遭遇して言葉の力を根底から問う者、戦災の記憶をたぐり歴史と語りの相にふれる者として再び紙上で相見えたもの先輩後輩の二人の作家が文学、世相、人間について交 . . . 本文を読む
新潮文庫2021年7月 発行2021年11月 4刷解説・日野剛広 この不幸な時代に319頁イギリス、ブライトンに両親と暮らすぼくロンドン金融街シティにある銀行に勤務していたがリストラされ子どもの頃にありたいと思っていた仕事、大型ダンプの運転手になった父福岡県出身、1996年からブライトン在住、ロンドンの日系企業で数年勤務の後、保育士資格を取得、保育所で働きながらライター活動をする母=みかこさんみか . . . 本文を読む
新潮文庫2020年12月 発行342頁「dancyu」という食べ物の雑誌で2007年4月から続いている連載をまとめたものです2人の作家が解き明かす本をいちばん美味しく味わう秘密とは?読むことでしか食べられない、秘蔵の書物たち全部で100編目次だけでもワクワク感が増します2015年6月と、今回文庫化にあたって実現したお二人の対談も収録されていて贅沢です!胃に優しい御馳走を頂いた気分になります^^志賀 . . . 本文を読む
実業之日本社文庫2019年10月 初版第1刷発行269頁幼い頃から何度も眺めた絵本、学生時代に熟読した事典、生活実用書、経済学の本、スポーツ評伝、画集など独自の感性でセレクトした58冊の読書案内です絵本と児童書ごはんと生活開いたページを読んでみる眺めるための本このぐらい頭がよかったらなあスポーツの本津村さんの小説の源泉ここにあり、と思われる本ばかりとりあえず気になった4冊を購入しました!(^^)! . . . 本文を読む
講談社文庫1987年3月 第1刷発行解説・佐藤綾子285頁 さりげない語り調の文体の中に人間界の面白みと悲しみをソフト&コミカルに表現する青木センセイ男の言い訳、女性への思いやりがほのぼのと見えてきますが、しかし、如何せん古い令和の今、読み返してみると昭和の終りに書かれた本書の内容は女性には不愉快に感じるところが多々あり、受容れられないのではないかと思いました無責任な話ですが、購入した当 . . . 本文を読む
新潮文庫2006年8月 発行2014年1月 11刷314頁 「週刊新潮」に連載されたものに書下ろしを加えたエッセイ集(2003年10月新潮社より刊行)を文庫化したもの しをんさんの視点で物を見ると、平凡な日常がどうしてこうも面白く楽しくなるのでしょうしをんさんは髙村薫先生の大ファンとのこと2002年のサッカーワールドカップ日韓大会時「李歐」と「黄金を抱い . . . 本文を読む
文春文庫2014年 4月 第1刷241頁 プロ野球に大相撲、サッカーワールドカップからオリンピックまで、スポーツ大好き奥田さんが勝手気ままに論じますホント、面白い それはないでしょう、賛同できないなぁ、同感!色々とツッコミを入れながら楽しく読了特にプロ野球、ドラゴンズファンの屈折した心理をよく分ってらっしゃる(笑) . . . 本文を読む
中公文庫2017年 3月 初版発行305頁 初出は「図書」2004年4月と2004年7月から2006年6月まで連載として発表された計24編のエッセイが収録されています今から10年以上前に発表されたものですが全く古さは感じません バン・マリー=湯煎湯を通してやわらかく火を通す作業 詩、音楽、動物、少年時代の思い出、ふとしたきっかけで出会った人々などについて湯 . . . 本文を読む
中央公論新社2014年1月 初版発行207頁 『窓』に関わる25編の随筆集 思えば自分は、日常窓から外を見て何か感じるでしょうか見える景色、情景について「美しい」とか「眩しい」とか「寒そう」とか大体そんな程度で終わってしまいます 本書は窓から見えるものにとどまらず外から見た窓窓の内側にあるもの窓を描いた絵画、詩、散文など子供時代、青年時代、現在 . . . 本文を読む
文春文庫2014年3月 第1刷207頁 タイトルから葉室さんの直木賞受賞作「蜩の記」の映画を連想された方も多いかと思います堀北真希さん演じる薫が庭の柚子を見て「柚子は九年で花が咲く」と岡田准一さんの庄三郎に話すシーンがありましたね薫と庄三郎の距離が縮まった印象的な場面でした 2014年が作家デビューから丸九年という葉室さん大変な時期もあったことでしょうが . . . 本文を読む