母の声を聞きたくて
母に慰めてほしくて
垂水に飛んで帰りました
母は私の帰りを今か今かと待っていてくれました。
門をでて私を待っていてくれました。
ただいま……
おかえり……
たったそれだけの会話でした
居間に上がると一気に涙が溢れました。
泣き崩れる私の背中を母は黙って優しく撫でてくれました。
何にも聞かずに……
私が泣き止むまでずっと撫でてくれました。
私が泣き止んだときに一言だけ。
なんも言わんでええからね。
母の優しさです。
この歳になっても母に心配させてしまう……
情けない娘
母一人子一人
親孝行はまだできていません……