子供の頃からありがたく自分の部屋を持っていた私
結婚して家を出たとたんに私だけの部屋は無くなりました
大抵は皆がそうです
良く書斎なんてカッコいい部屋があるけどね
なかなか普通は無理です
社宅の狭い部屋です
子供が生まれてから
戸建てに移り部屋数も増えたけどやっぱりみんな同じ部屋
子供達が成長してそれぞれが自分の部屋を持ちたがり出したときにはありがたいことにそれだけの部屋数がありました
でも私の部屋はありません
離婚して子供と狭いマンションに引っ越してますます部屋はありません
考えてみたら台所がずっと私の部屋でした
そして子供の時以来の私の部屋は
子供が巣だって行った時に出来ました
まるまる私の部屋になったわけです
あれだけ狭かったマンションが随分と広く感じました
残された子供の勉強机がポツン
私が嫁に行った時に荷造りをして社宅に全て運び入れたとき
実家に残ったのは本棚と勉強机でした
父が少しずつ壊して処分したそうです
結婚して少ししてから二階の私の部屋に入ると何にもなくてガラ~~ンとしていました
とても寂しく思いましたが、あとから母が
パパが泣きそうになりながら壊していたよって
寂しいな~~って
それでも親の寂しさは分かりませんでした
まだ22歳 結婚したことが嬉しくて親の気持ちなど思いもしなかったです
それが子供が進学するために家を出ていったときに初めて分かりました
隣の部屋にいると思って声をかけたり
お風呂から呼んでみたり
ああ~~いないんだ‥……
あんなに私の部屋が欲しいなーって思ったり、独り暮らししたいなって思ったりしたけど
ほんまにひとりぼっち‥……
そう感じました
子供と喧嘩したり笑ったり‥……
若いときには考えすらしなかったことです
今日は私の部屋が出来ました
夫は夫で自分の部屋があります
それぞれに息抜きが出来る場所は必要です
子供と夫は違います
私も子供が巣だってから好きに暮らしていました
夫も数年前までは好きに暮らしていたわけです
私は本も読みたいし、勉強もしたいのでね
新しく出来た私の部屋
少し少し私流にしていきたいな🎵