
お盆も今日まで
夜には”大文字の送り火”と共に
ご先祖さんは
あの世にと帰って行かはる
お盆に帰ってきはるご先祖さん、
”おしょらいさん”は
”千本えんま堂”にお迎えに行く
7月の終わり頃、”えんま堂”から
お知らせのハガキで
そろそろお盆やなぁ
って気忙しくなる
私の実家は”浄土宗”なので
”おしょらいさん”をお迎えに行って
大文字であの世に帰らはるまで
母は、毎日”おしょらいさん”の
お膳を作ったはった
嫁ぎ先の主人とこは
”浄土真宗”で
お盆の行事はお墓参りに行くぐらいで
”おしょらいさん”の
お迎え、お膳の用意は
一切、なし
結婚当初、宗派によって
ご先祖さんとの関わりが違うのに
びっくりした

ウチの”お寺さん”はおおらかで
あんまり厳しいことは言わはらへん
”無理せんでも、できるように
しとかはったら
よろしいですよ”
て、ゆうてくれはる
それでも最低限の決まり事は
ちゃんとしてる、つもり‥
”おしょらいさん”は生臭い物を
嫌わはるし、肉、魚類は使えへん
お出汁にいたっても使こたらあかん
先に、味をみることもNG
まろやかな、薄味を好まはるので
日頃の調理のカンで味付けする
ご飯は盛り高に
こんもりと、ふんわりと
そのお宅によっても
決まり事は少々、違ってて
以上のことは、
ウチに限ってのこともあるかも

ウチの”ご先祖さん”が
他所さんの”ご先祖さん”を
お連れして帰ってきはるし
お客さん用の”お膳”と
2セット、用意する

ウチは
お仏壇に2つ並べてる
塗りのお膳がウチの”おしょらいさん”
白い器が”お客さん”の
メニューは
白飯、あえ物、煮物、汁物、香の物
”あ、香の物がない!
ごめんなさい、うっかりしてました”
こんな私を寛大にも
許してくれはる
ホントは
花屋さんとかで売ってる”おがら”を
折って”お箸”にするんやけど
こちらも、すんません


今日は雨が降ったり止んだり
ふと見たら”サカナ”みたいな曇
あと1時間で”大文字”に火が灯る
さっきからまた、
雨が降り出してきたけど
多少の雨では決行の
京都のお盆の行事
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