一昨日の出来事…
ここのところ寝不足で
今日こそは早寝するぞと決めていたら
婆ちゃんからマンションに一本の電話
『不吉なベル音』
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・
「爺ちゃんとハゲマルが帰ってこない、行方不明」
・
はぁ~?
婆ちゃんはワケあって朝まで私のマンションにいた
いつから出たのかさえ分からない
特別遅い時間ではないが
田舎の爺さんが出歩く時間ではなく
我が家では通常考えられない時間
仕方なく交番に相談し
家出人届を出すことになった
一人では心細いだろうと、急きょ田舎に向かう
「それでは‥マルチーズ連れの○○さん、家出人届けしておきますね」おまわりさん
かくして
爺さんとハゲマルは家出人となった
『どうかハゲマルが無事でありますように…』
あーいったいどこに‥
爺さんがどこでどうなろうと構わない
自業自得だ
ハゲマルを道連れにするのは勘弁願いたい
日頃から爺さんには“ワンコ連れ運転禁止”
を言っているのだが
娘の言うことなどまったく聞かない
「ハゲマルの声が聞こえる‥」婆ちゃん
などと言うから
空耳に違いないと思いつつ
闇夜の野山を探す
こんな寒空に‥涙が出そうだ
と
真夜中に
一筋のライト
!
やつだ 爺さんだ…
怒り心頭で震える私達をしり目に
ご飯を食べ始める
超ド級脳みそ天気な爺さん
交番に電話を入れて平謝
「今何時?」爺さん
最近時間の感覚がおかしい爺さん
認知前駆症状に違いない
ハゲマルは安心したのか
真夜中なのにハイテンション
長座布団カバーの中ではしゃぎまくる
過ぎてしまえば笑い話だが
マジ笑えない
「ハゲマルが話せればいいのにネ」友人
友達のメールに癒されて
怒りが少し落ち着いた
爺さん なんと出雲大社だってさ