それは6月も半ば過ぎのこと。
義父の命日に息子たちと嫁を呼んで
義母はささやかに墓参りをしました。
休日にすれば孫の顔も見られるけれど
混んだ電車に乗るのは怖い、と
コロナに怯える義母の意見で命日当日に。
別れ際にカバンから取り出したタネ2袋。
わたしと義弟の嫁さんに渡して
「これは頂き物なのだが、宇宙朝顔で貴重なので、ぜひ咲かせて欲しい」とのこと。
宇宙朝顔とはなんぞや？
という息子たちのツッコミに対して、
「宇宙で育った朝顔の子孫だ」そうです。
詳しくはこちら↓
2008年の企画なので、
その後何代も栽培された後のものだと思われます。
だからもはや宇宙朝顔とは言えないんじゃないか
という疑問点もありますし
我が家には土の庭が無く、
義弟のところはマンション住まい。
どちらも朝顔を庭に撒いておく環境ではありません。
つまり、わざわざ土と鉢を買ってきて
この朝顔のタネを植えて育てなければならないわけなのですが…
なお、義母もマンション住まいで
悠々自適な生活を送っているのですが…
お友達にもらったものの
自分でやるのは面倒だったのね。
それで、それを嫁2人に押し付けたと。
咲いた写真をもらって友達に見せようという
たぶんそーいうつもり。
いやまあ、わたしはいいんですよ。
バジル育てたり、花を育てたりしてるから、
朝顔の一鉢が増えても大したことはない。
朝顔を植えるには遅すぎる時期だけど。
でもさあ、マンション住まいで
土いじりの趣味がない義弟の嫁さんは
ちょっとかわいそうじゃない？
子どもたちは朝顔の観察をするような歳じゃないし。
もう大学や高校だし。
「タネ、要らなかったら捨ててね」
と言われてもホイホイとは捨てられないでしょー。
その後どうしたかなあ。
わたしが育てるからやらなくていいよって
その場では言ってあげられなくて。
義母に聞こえちゃうから。
なまじ日頃の嫁姑関係が良好なので
断ったり無視したりできないという…
あれからちょうど2ヶ月。
なんとか義理は果たしたので
肩の荷がおりました。
咲いてみれば園芸好きなわたしですから
まあカワイイとも思いますし
最後まで花を楽しもうと思います。
義弟の嫁さんに
もう気に病まなくていいよーと
声をかけるべきか、否か。
